作品名 プライベートアクトレス
作者名 赤石 路代
出版社 小学館
発行日 1998.11


ストーリー

小早川志緒・16歳。お嬢様学校に通うはかなげな美少女だ。
彼女はいくつもの顔を持っている。そう、彼女は
「P.A(プライベート・アクトレス)」
個人的に依頼された人間を演じる仕事―「個人的女優」
未婚の大女優を母親(父親は妻子ある有名俳優)を持つが故、
表舞台にたてない志緒。しかし、 演じたいという気持ちが彼女を
この仕事へと導いた。

日常生活の中で「依頼人の望む誰か」を演じる仕事。
カメラのまわっていないリアルな世界。台本はなし、すべてアドリブ。
志緒の天性の才能が光る。
依頼人のために何でも望みの役を演じてみせる!
変幻自在の天才女優!!



個人的感想

天才的な演技力をもって「演じることで自分を表現」する志緒。
そして志緒は「PA」を通し、人々の心を癒していく・・・。
恋愛の部分ももちろん重要ですが、そのエピソードのみに
かたよりすぎない展開で一話一話のお話がとても読みやすいです。
「自立した女性像」というのがいいですね。

赤石先生の描く女性はどのコミックも「かっこいい!」
基本的には一話完結で、どれもめりはりがあり、名作といっていい作品
だと思います。(赤石先生のほかの作品にも志緒が出てきたりします。)