作品名 ふしぎ遊戯          
作者名 渡瀬 悠宇
出版社 小学館
発行日 2003.09


ストーリー

主人公・夕城美朱は、難関高校の受験を控えた中学三年生。

ある日、親友の唯と図書館で「四神天地書」という古めかしい本を見つける。本のページをめくると、赤い光に包まれ、なんと本の中へと吸い込まれてしまう。
本の世界で襲われ、危ないところを、額に「鬼」の字のある少年に助けてもらう。
何とか元の世界へ帰った二人だったが、美朱は本の中で出会った額に「鬼」の字のある少年のことが頭から離れない。

そんな時、母親と受験のことで口論となり、家を飛び出した美朱は、無意識に図書館へと向かっていた。そして図書館で「四神天地書」を開き、
再び本の中の世界へ・・・。

本の中の世界で「朱雀の巫女」となった美朱・・・物語が始まる。



個人的感想

少女漫画の中でもかなりスケールが大きい作品ではないでしょうか。
七星士のキャラクターも特色があり、めりはりがあります。

また、展開も「人と人との関わり」を深いところまで描いてあって、とても
味わいがあります。(本の世界の住人だけでなく、親子、兄弟、友達など、人間の影の部分もよく描写されていると思います。)

また、絵柄がすごく好きなんです。目の感じと、体のラインのタッチが。
このあとにもたくさんお話が作られていて、それも好きですが、私はやはりこの「元祖」ともいうべき「ふしぎ遊戯」が一番好きです。