作品名 おしゃべりなアマデウス          
作者名 武内 昌美
出版社 小学館
発行日 1995.05〜


ストーリー

有名な音楽家だった里緒の両親は、里緒が幼い頃に交通事故で
死んでしまった。母の親友・緒方実穂子に引き取られた里緒。実穂子の息子・羽宗(うそう)を兄のように慕い、共にバイオリンを学んで育った。

時は流れ、里緒は中学3年生。進学を前に自分の才能に見切りをつけ、音楽の道を断念しようとする。そこへアメリカ留学を終えた羽宗が
帰国してきた。
天才バイオリニストとして注目されている羽宗は、里緒が普通高校に
進学するという話を聞いて、怒りをあらわにする。彼は里緒の
バイオリンの才能を見抜いていたのだ。羽宗のために音楽学校を受験することを決めた里緒だが、実穂子に猛反対されて…!?



個人的感想

この作品も高校時代に読んでいたものです。
自分では自覚していなくとも、音楽に求められる「里緒」 
嫉妬という感情によって、養母につらくあたられようとも、いつも明るく、
悩みながらも前へすすんでいく姿がかわいらしく描かれています。

言葉は通じなくても音楽で話ができる・・・すごく印象に残っています。