岡山ロードレース第7戦、100マイル耐久レース

秋のモトルネから僅か一週間後のこのレース、エントリー締め切りギリギリで決まったコンマさんとコウゾウさんの耐久レースです。
本来はコウゾウさんと林さんコンビでエントリー予定でしたが秋のモトルネの一週間後に行われるこのレース、二週連続のレースは林さんの仕事の都合が着かないという事で僕にも話はあったのですが僕も二週連続で店を休む訳にも行かず、このレースへのエントリーは無しかなと思っていました。
しかしストカフェ、オープンに今年から参戦しているコンマさんがワンシーズン2戦では物足らない、しかもコンマさんは日曜日しか仕事を休めないので練習走行もままならないと言うことで練習のつもりで出場する事になりました、ストカフェのオープンに比べると地方選手権なのでレベルは高いのですが何事も経験です。コウゾウさんは何度か出場しているので心強いです。
しかしコウゾウさんも先週のモトルネを走っているので仕事の段取りなどでかなりハードな様子。
耐久レースは1台のマシンに(コンマさんのCBR1000RR)二人一組で途中ライダー交代とガソリン補給をして100マイル(160km)を走りきります、ガソリン補給などのピット作業もあるのでピット要員もガソリンを入れる人、消火器を構える人、マシンを支える人、などサービス隊の作業スピードも順位に大きく関わってきます、したがってチームのまとめ役の監督が必要になります、今回のオートルースレーシングの監督は南さんに決定!サービス隊にはコウゾウさんの先輩とタヒロさんです。練習走行/車検の土曜日はコンマさんが仕事で来れないのでこの日はコウゾウさんが一人で二人分の練習走行ですコウゾウさんの愛機もCBRなのでマシンの違いは少ないでしょうが細部の仕様やセッティングが違うのでここで走りこんでコンマさんのマシンをチェック、コウゾウさんの走りにくい部分を電話で大阪の僕と相談の上セッティング変更、42秒が出たのでこの仕様で明日の予選/決勝を走る事に決定!
後は車検です。選手権は車検も厳しいので検査員にマシンの不具合を指摘されると結構てこずる場合もあるのですが今回はスムーズに合格!
次はタイヤをNEWタイヤに交換、その後ピット作業の打ち合わせと忙しくこの日は終了。

明けて予選/決勝日。
今回は晴天です!一回目予選は第一ライダーのコンマさんから、コウゾウさんのセッティングが正解!で良く曲がるとコンマさん46秒台のベスト更新。
第二ライダーのコウゾウさんは耐久のスタート順位は余り重要ではない、と43秒台で流す程度で終了、結果グリット14番手でまずまずです。
そしていよいよスタート、スタートライダーは第一ライダーのコンマさん、コウゾウさんがマシンを支えてコンマさんがコースの反対側から走ってくるルマン式スタートです、ここで手違いと言うか勘違いと言うか、コンマさんがP−ラップのスイッチを入れるようにコウゾウさんに伝えたつもりがコウゾウさんはキルスイッチを入れると思いキルスイッチON!
ダッシュで走って来てマシンに飛び乗ったコンマさんはキルスイッチがOFFになっていると思い込んでいるのですでにONになっているキルスイッチをOFFにしてしまいセルボタンを押すのですがエンジンはかかりません、すぐに気が付き走り出したのですがほぼ最後尾に後退、しかしコンマさん予選で更新したタイムをさらに上回る45秒台のタイムで15位まで上がってきたところでコウゾウさんとライダー交代、ガソリン補給もスムーズに済みコースイン。
ここからコウゾウさん、先週雨のモトルネでのフラストレーションを吹き飛ばすかの様な追い上げ!
コウゾウさんの強みは自分より遅い選手をパスしながら走ってもタイムがあまり落ちない事です、つまり抜くのが上手いと言うことです、耐久レースは速い選手と遅い選手が入り乱れるのでクリアラップで良いタイムを出せても遅い選手に引っかかって極端にタイムが落ちてしまうと不利です。
コウゾウさんは自分の持ち時間を41〜42秒台でコンスタントに走り15位から8位まで追い上げてゴール!やはり恐るべしコウゾウ!

コンマさんは決勝中45秒フラットが出て2秒以上のベスト更新、コウゾウさんもコンマさんのバイクで自己ベスト41秒フラットとほぼ同タイムが出て両名とも今年最後のレースを思いっきり楽しめた様です。
オートルスレーシングチーム2005年のレースはこれで終了、サポートの皆さん、応援に来て頂いた皆さん、ライダーの皆さん、ご苦労様でした。これから本格的に寒くなります、練習走行や走行会の際(峠でも同じ)はタイヤ温度に気を付けてくださいね、タイヤも体も充分ウォームアップしてからタイムアタック!来年も乞うご期待。