今回は走行距離3万キロオーバーのAprilia RS250 97年式のオーバーホールです。 内容は、 1、エンジン(腰上)オーバーホール、排気バルブの清掃。 2、フロントフォークオーバーホール。 3、クラッチオーバーホール。
エンジンはピストン、ピストンリング、ピストンピンなどを交換。 本来はシリンダ、クランクも交換したかったんですが予算の都合上今回はパスしました。 やはり3万キロも走ってるとピストンリングも使用限界を超えていました。ですから圧縮も抜けシリンダ内全体にカーボンが付着していました。 排気バルブは写真を見ていただくと判りますが、オイルがヘドロのように溜まってドロドロの状態です。 これでは動きも鈍くなりますし、最悪固着して開きっぱなしか閉じっぱなしになります。 また、走行中カラカラ音がすると言うことだったんですが排気バルブを動かす排気バルブプーリーのセンターが振動でヘタって楕円になっていました。 また、スプリングを掛ける位置が削れていました。これでは排気バルブを全開、全閉にすることは出来ません。
フロントフォークはオイルのにじみ、漏れもなかったんですが3万キロを超えているのでオーバーホールしました。 今まで一度もオイルは交換はしてないと言うことだったので当然オイルは劣化していました。
クラッチのオーバーホールはクラッチ板が減っているのもそうですが、インナーハウジングのセンターが写真でも判るように減ってガタが出ていました。 この部分にガタが出ているのは初めて見ました。 ガタがあるとクラッチをつないでもアクセルのオン、オフの時にギクシャクしていたはずなんですが・・・ また、インナーハウジング、アウターハウジングともクラッチ板のサイドで溝ができ、クラッチ板が引っかかりきれにくくなっていました。
クラッチのオーバーホールはクラッチ板が減っているのもそうですが、インナーハウジングのセンターが写真でも判るように減ってガタが出ていました。
この部分にガタが出ているのは初めて見ました。 ガタがあるとクラッチをつないでもアクセルのオン、オフの時にギクシャクしていたはずなんですが・・・
また、インナーハウジング、アウターハウジングともクラッチ板のサイドで溝ができ、クラッチ板が引っかかりきれにくくなっていました。
今までパワーがなかったり、燃費が悪かったりしていたんですが、燃費が良くなったり走りやすくなりました。 オーバーホールしてよかったです。 2stのバイクで走行距離が3万キロを超えるとやはりいろんなとこに悪いところが出てきます。 愛車を常にベストな状態で走らせませんか? ツーリングや走行会もベストな状態で走ると、気持ちいいですよ。