HONDA CBR1000RR STM SLIPPER CLUTCH

今回はコンマさんのHONDA CBR1000RRにSTM社製のスリッパークラッチの取付です。

※ スリッパークラッチは、コーナー進入時のシフトダウンの際に発生するエンジンブレーキが引き起こす、リヤタイヤのホッピングやロックを防ぐクラッチユニットです。
また、過度のエンジンブレーキによるエンジン本体や駆動系への負担も抑えます。
シフトダウンで発生するエンジンブレーキを絶妙に逃がしてくれ、微妙なスロットルコントロールや回転落ちを待つためのタイムラグなしに、素早いシフトダウンからコーナーへの進入が可能です。


これがSTMのスリッパークラッチです。
本体は特殊ハードアルマイト処理されたアルミ合金と特殊鋼で構成されています。
また、クラッチドラムにはSTM独自のオイルホールが設けてあり、プレートの冷却性、潤滑性を高めたFLSシステムはスリッパー機能作動時に無用なストレスを確実に排除し、クラッチシステムを保護します。
装着しても外から見えないのが残念です。
 
      
 
      

左側がスタンダードのクラッチです。センターがSTMのスリッパークラッチを組み込んだ状態です。

CBR1000RRの場合はクラッチアウター、クラッチプレートはノーマル部品を使います。


オーナーレポート
今回スリッパークラッチを装着してサーキットでテスト走行しましたが、シフトダウンせずにアクセルを戻しただけだとエンジンブレーキは通常通り効きます。
そこで、コーナー進入時のシフトダウンで恐々試してみると、ギューンという音がしてロックもしないしホッピングもしません。
ロックしないのが判るとガンガン攻めれるので、気がつくとベストタイムが3秒も縮まっていました。
これは絶対にお薦めです。
サーキット以外でも、街乗りや峠でも威力を発揮するでしょう!

店長岩脇のスリッパークラッチ装着インプレッション (SUZUKI GSX-R1000)

コンマさん(CBR1000RR)が絶賛していたSTMのスリッパークラッチを店長(岩脇)も思い切って入れてみました、そして先日TIサーキットで試してきました。
コースインしてしばらくスローペースで走ってみましたが何の変化も感じられません、と言うより何の違和感もありません、そこで試しにシフトダウン時にアクセルをあおらずにクラッチを恐る恐るつないでみるとクラッチレバーにコツッとキックバックがあり実にスムーズにエンジンブレーキを逃がしてくれます、ちょっと感動ものでした、まるでエンジン回転を完璧に合わしてシフトダウンした時の感じです。
スリッパークラッチの作動も確認できたのでペースアップ!いままでエンジンブレーキがかかり過ぎてリヤタイヤが暴れていたコーナーの進入がスムーズになりました、またブレーキングで突っ込みすぎた時にアクセルをあおる余裕が無い時などでもシフトダウン出来るので立ち上がりでギヤが高すぎてもたつく事もありませんしリヤタイヤがバタついて寝かし込みのキッカケを無くしてコースアウトする確立もかなり減るでしょう、そう言う意味ではスリッパークラッチは装着した方が絶対安全で良いと言えます、これは峠でも同じことが言えるでしょう。
しかしタイムにつなげるにはスリッパーを生かした走り方があるようです、私にはまだ解らないのでもう少し走りこんでから続きをレポートします、ただしタイムが上がればの話ですが(汗)。

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