Long house of Iban

デジカメが捉えた子供心

 滝が美しいことで有名なランビルヒルズ国立公園の帰路に原住民イバン族のロングハウスに立ち寄った。ロングハウスとはいわゆる長屋のことであるが、大きさはかなりのもので、中には約1000人が暮らしているという。車を降りると、当初はロングハウスの住民が警戒した目つきでこちらを見つめていたため、ガイドの後について、こわごわと頭を下げて挨拶した。
 ここに住む年配の部族は体に布をまきつけただけのような、粗末な身なりをしていたが、子供たちは一応きちんとした身なりをしていた。ここの子供たちはみな瞳が大きく、愛らしい顔立ちをしていた。 最初彼らにカメラを向けると、最初は恥ずかしがって逃げていたが、デジカメのモニターで撮影した写真を見せるとみな大喜びで写真のフレームからはみ出るほど、近寄ってくるようになった。
 ありがたいことに、ある家主が部屋に招待してくれた。中は意外に現代的で、冷蔵庫、食器棚はもちろんカラオケセットまであった。冷房はないが、窓をあけておけば、十分涼しかった。近所の子供たちが家の中に入ってきた。再び写真撮影を始めるとカメラの周りには人だかりができた。
 彼らは英語が出来ないためコミュニケーションをとることができず、滞在時間も約30分とかなり短かった。だが、この日訪れた場所の中ではここが一番楽しかった。
イバン族ロングハウス


 公共の交通機関がなく、家の中に入るのには事前の許可が必要となるため、ツアーの利用がおすすめ。


 2001年9月
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