ビルダーバーグ・クラブ
(2009年3月号)

地球温暖化や大気汚染が問題にされだしてから久しい。
 私は兼ね兼ね、この地球破壊の諸悪の根源は人間なのだから、全人類が死に絶えぬ限りこの地球 破壊を食い止めることは出来ないと思っていた。
 お釈迦様も西暦2000年には末世(マツセ) になると予言しているのだから、地球温暖化で水位が上昇して銀座が水没しようと原子力発電所が大爆発を起こそ うと、米ソ・印パがお互いに核戦争を始めて地球が破壊されようと驚くにはあたらない。
 此の世に永遠に続くものなど存在しない。
 仏陀も「総ては必ず変わる」と言ったではないかと、そのようなことを去年の11月末の私の個展 にわざわざ関西から来てくれた親しい友人に話しをした。

それから暫くして、その友人から「裏側から見た世界」と題するレポートが送られてきた。
 そのレポートの内容は、ビルダーバーグ・クラブという秘密クラブについて彼がまとめあげた論文で、 ここに私が書いたことは、流言飛語の類だと思って頂いてもいいが、このクラブの名前だけ は、ぜひ心の隅に留めておいてほしいと書いてあった。
 彼の論文を読んだ私は、これは単なる流言飛語ではない、まことにありそうなことだと思われた ので、そのクラブのことについて書いてみようと思う。
 1919年設立の英国の王立国際問題研究所と、映画の007(セブン) でお馴染の英国情報機関M16をルーツとして、1954年に設立されたこの秘密クラブのメンバーは、欧州の王族、 全西欧のエリート、金融家、産業人、銀行家、首相。アメリカでは大統領、財務長官、国務長官、世界銀行、 IMFの幹部、巨大複合メディアのトップ、軍の首脳部等で構成され、その目的を一口で言えば、この地球上の 一握りのエスタブリッシュメントが世界の人民をその支配下に置き、自由にコントロールしようというものだ。

アメリカのサブプライム問題に端を発した世界同時不況も或いはこのクラブが仕組んだことで、不況に苦しむ何億人 かの陰で密かに北叟笑(ホクソエ) んでいる者がいることは容易に想像がつくというもので、戦争、市場のこと等指導者のネットワーク を通して連動し、自由な国々の統治権を奪い、国際連合に代わって此のクラブが制定する国際法に よって全世界をその統治下に置こうとするものらしい。
 そして、そのクラブでの色々な計画の一つが、デイビッド・ロックフェラーやキッシンジャーが 言う「無駄飯食い」の排除であり、世界の人口の40億人削減計画なのだ。
 その計画の第一段階として実行に移されたのが、このクラブでの下部組織であるローマ・クラブの 研究所によって練られたカンポジアのポルポト政権による大量虐殺だという。

私が子供の頃世界の人口は20億人ぐらいだったと記憶している。それがこの60年の間に65億人に増加し、 2013年には70億人、そして2050年には何と92億人になる計算だ。
 世界の人口大国は中国の13億人プラスアルファー、インドが11億人だが、両国ともエネルギーの 消費は2002年から毎年3.5%と高い伸びをみせ、今後エネルギー、食料、水等の問題は深刻で、こ の様な状態で果たしてこの地球は持つだろうか、その不安を解消するための対策としてまず第一に 挙げられるのが人口削減なのだ。
 その具体策は、まずエイズや新しい感染症サーズをアフリカ、アジア、オセアニァ地域をはじめ 世界中に蔓延させ、それらの病気の専用薬は多国籍企業によってコントロールさせ、無駄飯食いの 貧困層の削減を計り、実に世界中の紛争、戦争、飢餓、疫病を利用して2050年迄に世界人口40億人 削減を達成させるという。
 その計画完了後に残る20数億人のうち、中国と日本は合計で5億人、アメリカは2億人にする計 画だ。唯、日本は模範国で以前発表された人口白書によれば日本人の人口は年々減少し続けて2055 年には8千万人になるというからそれ以上の削減は不要と思われるが、唯、日本にいる鳩と鳥に新 型鳥インフルエンザを流行させればどうにでなるらしい。

その外にも一握りのエスタブリッシュメントが世界の人民を隷屈させる手段として、

1. 人類を常に人為的に危機状況におき、心身ともに不安定な状態において、テロ、戦争、 経済の麻痺を突発的に起こさせる。
1. 現在の教育を破壊し、疑いを持たない従順な人々を教育してグローバル主義の統制力を高める。
1. 世界政府の樹立
1. NATOの国連軍化
1. 社会主義福祉国家の確立  等々、

 何が起きてもおかしくない時代、果たして現代版ノアの箱舟に乗れるのはどの様な人達なのだろうか。
 「一般市民は軽挙妄動をつつしみ、現地にとどまれ」。
 今から64年前の8月15日、北朝鮮の平壌にいた五木寛之少年一家は、このラジオ放送を信じて、 ひたすら漫然とソ連軍の進駐を迎えた。
 その間に悪賢く卑怯な軍の幹部や高級官僚の家族達は、いち早く列車に荷物を積み込んで逃げ出 した。と五木寛之氏はその著「遊行の門」の中で書いている。
 恐らくこの秘密クラブのことを日本の政治家や高級官僚達は知っていることだろう。
 もしも日本に新種の鳥インフルエンザが大流行したら、政府や役所やマスコミの指示に従うことなく、 全く反対の行動をとれば或いは私達もノアの箱舟に乗ることが出来るかも知れない。

とまあこの様な内容なのだけ私の机の上には「自分の身は (かえり)みず」と題する、かつて の自衛隊の航空幕僚長・田母神俊雄の本が、「そんな事を書いて大丈夫か?」と問いかけている。 しかし、年金生活者で末期高齢者の私には何も失うものはない。

以上