【ストーリー上の経過日数について】

 かごめが犬夜叉に出会ってから何日が過ぎたんだろう…この作品の読者が時々ふと思うことです。ただ無意識のうちにそれを忘れようとしがちなのは(^^;)、そういうことは考えないのが華、ということが多いからですね。

 しかしそもそも別記事でキャラの登場コマ数まで数えるようなヒマ人の私が、そういうことを知らないものだろうかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません(いねえよ^^;)ので、ここに調べた結果を発表いたします。ほらそこの閲覧者様、あんた一体いつ仕事してるんですかなんて野暮なコトをツッコまないように(爆)。

 コミックス単位で、ストーリーの流れやキャラの台詞から、経過した日数をまとめてみます。1話の中で夜が明けたら当然2日、物語が次の巻に続けば当然同日として継続ということですね。不明確な場合もできるだけ余裕日数を見込みました。

 第1巻…かごめと犬夜叉が出会う〜結羅登場    4日間
 第2巻…VS結羅〜鉄砕牙登場             8日間
 第3巻…VS九十九の蝦蟇〜かごめ現代で追試   7日間
 第4巻…VS飛天&満天〜タタリモッケ        10日間
 第5巻…VS蜘蛛頭〜桔梗復活             2日間
 第6巻…VS桔梗〜弥勒登場&VS紅達        5日間
 第7巻…VS殺生丸〜奈落登場&VS狼野干    11日間
 第8巻…VS奈落〜VS桔梗                4日間
 第9巻…VS桃果人〜珊瑚&琥珀登場        6日間
第10巻…VS珊瑚〜VSニセ水神            14日間
第11巻…VSニセ水神〜VS奈落             6日間
第12巻…VS奈落〜VS壺毒妖怪             3日間
第13巻…VS壺毒妖怪〜VS殺生丸           4日間
第14巻…VS殺生丸〜鋼牙&りん登場&VS極楽鳥 6日間
第15巻…VS鋼牙〜VS神楽                5日間
第16巻…VS神無〜VS悟心鬼              3日間
第17巻…VS灰刃坊〜VS殺生丸             3日間
第18巻…VS獣郎丸&影郎丸〜VS琥珀       15日間
第19巻…VS琥珀〜VS蛾天丸              3日間
第20巻…VS竜骨精〜VS椿                4日間
第21巻…VSイモリ妖怪〜VS山犬妖怪         6日間
第22巻…VS無双〜VS大獄丸              5日間
第23巻…VS奈落〜VS城の鬼              8日間
第24巻…VS城の鬼〜VS凶骨              6日間
第25巻…VS蛇骨〜VS睡骨                7日間
第26巻…VS睡骨〜殺生丸VS蛇骨&睡骨       6日間
第27巻…VS煉骨〜VS蛇骨                1日間
第28巻…VS蛮骨〜殺生丸VS奈落           1日間
第29巻…桔梗瀕死〜VS山椒魚妖怪         10日間
第30巻…VS山椒魚妖怪〜白童子登場       18日間
第31巻…VS牛頭&馬頭〜VS白童子         4日間
第32巻…桔梗復活〜VS宝仙鬼             7日間
第33巻…VS宝仙鬼〜VS奈落              1日間
第34巻…VS逗子鼠〜VSキマイラ妖怪       11日間

 第34巻までで合計214日かごめ15才の誕生日から約七ヶ月経過したことになりますね。中学三年生で高校受験を控える身のヒロインが、このほとんどの日々を「ありとあらゆる病気」で学校休んでるわけで、受験がどうこう以前に出席日数不足で卒業できなくなるんじゃないかと心配になるわけですが(^^;)、まあそれはこの際棚上げにしましょう。

 かごめは犬夜叉に出会ってから彼への想いを自覚するに至るまで106日間、三ヶ月半です。弥勒と珊瑚も知り合ってから婚約するまで118日間、約四ヶ月です。生死の境を走る冒険の日々ですから、我々一般市民にとっての数年間…彼らにとっては生まれてから現在までの年月に等しいだけの重みがあるのでしょう。余談ですがロミオとジュリエットは衝撃の出会いから無理心中までせいぜい二、三日ですから、【犬夜叉】ワールドでの恋物語はなかなかリアルな速度で進行しています。

 桔梗は復活してから瀕死の重傷を負うまで132日間、四ヶ月半魂だけで人形を聖さまとして動かし32日間、一ヶ月再復活してからさらに19日間…生前以上に激動の日々です。

 冷酷な妖怪の殺生丸も、りんに出会ってから130日間、四ヶ月半。この間に彼は変わりつつあります。表情や言葉がクールなままでも、以前とは異なる凄味と強さを身につけた彼の活躍に注目ですね。

 七人隊は復活してから全滅するまで結局たったの18日間。悪役集団とはいえ、三週間ももたないはかなさでした。その悪役のボスキャラ・奈落にしても、50年間前に生まれてからの日々よりも、殺生丸に接触して以降の185日間、約半年がずっと激動である意味充実の日々なのかもしれません。神無と神楽も生まれてから122日、約四ヶ月。この四ヶ月という時間は多彩なキャラクター達の節目の数字となっていることが多いですね。ちなみに白童子は赤子から分離して生まれてから33日間、約一ヶ月です。

 珊瑚の弟・琥珀が記憶を奪われていたのは144日間…四ヶ月半も奈落に忠誠を誓わされていたわけで、これまた長い。しかしこれだけの間を四魂の欠片で命をつながれていたのなら、完全な復活は難しいのでしょうか。

 かごめが四月生まれだとして、コミックス第34巻末時点で十一月末というところでしょうか。一般的に高校入試は三月ですからあと三ヶ月、90日以内に奈落を倒さないと高校受験が不可能になるぞかごちゃん(^^;)。…まあそれとこれとは次元が違う問題なんですけども、いくら優等生のヒロインでも、命懸けの冒険と恋と受験をかけ持ちで七ヶ月目とは凄い年ですよ。でもこうして詳しく見直してみると、巧みに計算されているかのようなストーリーの進行には、改めて唸らされましたねえ。
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