イスラエル秘密捜査事件の真相

「米国は40年以上前から世界支配への謀略計画を進めていた」

[第一章]それはスターリン時代のソビエトで発明された悪魔の薬だった

 私達は日常生活を続ける上で何を判断基準にして行動しているだろうか。おそらく、その多くは学校教育や新聞、テレビなどで得ている情報によるものが主流だろう。だが、感情的なものになると、それだけでは決められないことがある。例えば、愛情や友情は単純には情報だけで決まっているわけではなく、経験や勘も働いているからである。しかし、それだけで人間の行動の全てが決まっているわけではない。例えば、父親や母親から叱られたり、厳しく命令されたことが無意識のうちに行動の判断基準になっているものも多々あるのである。その人の性格にも大きく影響している場合もある。こうした感情や強い者への服従という姿勢は子供時代から親のしつけや教師からの教育によって学んでいくものだが、これを薬物を使うことで強制的におこなわせることに成功した国があった。今は無きソビエト連邦である。この薬物は旧ソ連時代にソビエト共産党改革派によって発明されたもので、様々な呼び名で呼ばれているが、ここでは奴隷薬という呼称で統一して置くとしよう。この奴隷薬は無色透明の液体で、注射されると放心状態になり、この状態で暗示を与えると、暗示を与える人間の言うことを全て信じ込んで、その通りに行動するようになるのである。言わば、精神の奴隷になってしまうのだ。しかも、この薬物は持続効果が長く、一生に渡って暗示の効果を続けさせることも出来るものなのである。

 しかし、この改革派の発明を当時のソビエト共産党保守派は信じようとしなかった。人間の精神はサルトルらの合理主義哲学者が主張しているように何者にも変えられないもので、薬物によって簡単に命令通りに動くようになるとは信じられなかったからなのだ。だが、保守派が信じなかった為に、この薬物は改革派によるスターリン一族の追い落としに使われることになる。スターリンの孫は有能な人間だったが、スターリンの死後、この奴隷薬を注射されて、自分が無能者だと信じ込まされ、何をやっても失敗するようになり、最後は自殺する結果になってしまったのである。

 ソビエト改革派がこの悪魔の薬を発明したことを知った米国は、改革派と共謀し、ブレジネフ時代に粛清された改革派を権力の座に戻すことを条件に奴隷薬の製造方法を入手することに成功した。しかし、これは米国の謀略であり、改革派が権力を握ってもソビエト経済を破綻に追い込んでソビエトそのものを崩壊させるのが目的であった。米国が欲しかったのは、奴隷薬という人間を支配出来る技術だけであったのだ。

 奴隷薬を手に入れた米国は、薬の効果を完全に知る必要に迫られた。そこで、米軍を使って恋人や夫婦を誘拐して奴隷薬を注射し、その効果を試す実験を繰り返した。もっとも、実験とは名ばかりで、実態は強姦や輪姦であった。奴隷薬が人間の性本能をどこまで変える効果があるかを知る為に、このような非人道的な実験を繰り返していたのである。白人の場合は、実験の後で記憶を消して帰したが、有色人種の場合は頭に電極を付けて、強姦実験を繰り返し、さらに殺害して脳を解剖して調べるということまでやっていた。しかも、米軍がこういう人体実験をおこなっていることが明るみに出ると、今度はUFO事件をでっち上げ、全て宇宙人絡みの信用出来ないニュースというデマを流して隠蔽を謀ったのである。米国では誘拐事件が多いので、米軍がこういうことをやっても、米軍を疑う者はわずかしかおらず、真相を知った者も米軍やCIAからの弾圧を受け、沈黙を守るか、抹殺された者が多かった。

 執拗に奴隷薬という軍事機密を守ろうとした米軍は、著名な科学者を使って偽の科学論文を書かせ、人間に長期に渡って暗示をかけたり、行動を変えさせたりする薬は存在しないという嘘を広く精神医学者に信じ込ませた。この為、現在では、奴隷薬を注射されて被害を受けても、それを信用する精神科医はいないまでになっている。

 米国はこうした下地を作って、現在もなお、奴隷薬を使った犯罪事件を数多く起こしている。そして、その被害者が米国政府や米軍を訴えても、科学論文を盾にして事実を否定され、裁判でも勝つのが難しいのが現実である。これは米国国内だけの事件ではなく、世界中で起こっていることである。

 では、なぜ、米国はこういう犯罪をやるのだろうか。何が目的でこういう事件を繰り返しているのだろうか。それは冷戦時代に遡るソビエト連邦崩壊を目的とした謀略作戦と、ソ連崩壊後は世界征服を目的とした謀略作戦にそれが変質していったのが主な理由であった。

 それでは、米国がおこなった謀略とは何だろうか。すぐに思いつくのはSDI(戦略防衛システム)である。あれは最初から実現不可能なことが米国の科学者の間でも指摘されていたし、実際、ICBMを撃墜するのに成功したものは何一つとしてなかった。最初からソ連の軍事予算を破綻させることを目的に計画された謀略であったことは今から考えれば容易に想像出来る。

 最近、事故が相次いでいるスペースシャトルもまた、そうした謀略計画に組み込まれていた。スペースシャトルが初飛行に成功した頃にしきりに流された宇宙コロニー構想も、実際はスペースシャトルでは実現不可能であることは当時からわかっていた。だが、宇宙コロニー構想は一人歩きし、SF小説、アニメ、映画まで製作され、まるで実現可能なような錯覚を起こさせるように喧伝された。なぜだろうか。これもスペースシャトルの実現によって宇宙飛行の経費が劇的に安価になり、SDIや宇宙コロニーのような規模壮大な計画が今にも実現するかのような錯覚をソ連に与えることが目的の謀略でしかなかったのである。現実には、チャレンジャー事故によってスペースシャトルの欠陥が露呈し、さらにコロンビアの空中分解によって留めを差された形になっている。もはや、誰もスペースシャトルによって劇的に宇宙飛行が安くなると考える者はいなくなったが、ソ連が崩壊するまで、スペースシャトルの深刻な欠陥は極秘扱いされていたのである。

 では、謀略とはこれだけだろうか。もちろん、他にもある。特に心理戦としての謀略計画が作成され、米国のマスメディア、特にハリウッドを使ったイメージ宣伝が盛んにおこなわれていたし、日本に限らず、世界中でノストラダムスの予言を引用したソ連崩壊を予言する宣伝が繰り返されていた。予言が謀略かと疑われる人は多いと思う。それを説明するには、まず私達の歴史に関する心理を分析する必要がある。

 私達は日頃から歴史上の人物が話した格言を引用して実生活で使うことが多い。例えば、相手を裏切って自分の意見を通す時は、明智光秀の言葉を使って「敵は本能寺にあり」と言ってみたりする。役に立たない人間を切る時には、信長の言葉を使って「鳴かぬなら、殺してしまえ、ほととぎす」と言うこともあるだろう。このように自分の行為を正当化する時には、歴史上の人物の言葉を使うものである。これは日本に限らず、どこの国でもおこなわれていることである。

 逆に言えば、私達は過去の歴史の上に精神風土が成り立っているのであり、歴史から離れては行動出来ないことを意味している。歴史上の失敗を繰り返すことは出来るだけ避けたいし、避けようとする心理が働くものである。歴史上の人物の言葉は、私達の行動を決める上で重要な位置を占めているのである。

 では、もし、そうした歴史上の人物の言葉が何者かによって書き換えられていたり、歴史書にはない偽の文章が書き込まれていて、それが広く一般に信じられていたとしたら、どうなるであろうか。そういうことがないと言い切れるだろうか。何者かが自分の政治的判断を正当化する為に、歴史上の人物の言葉を巧みに情報操作して使うことは、過去の歴史で何度もおこなわれたことである。独裁者が歴史上の人物や著名な人物の発言の中から自分の行為の正当化に都合の良い部分だけを盛んに宣伝して、都合の悪い部分は全て隠蔽する情報操作をおこない、戦争や独裁を正当化することは歴史上、何度も繰り返されて来ているし、今後も繰り返されるだろう。これと同じことが謀略としておこなわれることは容易に想像出来ることである。米国がソ連を崩壊させる為に使ったのも、これであった。

 ノストラダムスの予言は欧米では歴史書に書かれた歴史上の人物の発言として広く知られていることで、これを書き換えて利用すれば、ソ連を崩壊に追い込むことも不可能ではないと米国は考えたのであった。そこで、ノストラダムスの予言書に偽の予言を多数書き加え、事実上、ほとんど全てが偽の予言という状況にまで追い込んだのである。そして、作戦時期や作戦が変更されると、原文とは少し違う内容をマスメディアを使って宣伝し、一般の人達の認識を変えて、少しずつ米国の作戦に予言を近づけるように誘導していったのである。こうして、スペースシャトルが成功し、共和党のロナルド・レーガンが大統領になった時期を狙って、一斉にソ連潰しの謀略計画が開始されたのだ。ノストラダムスの予言にミハエル・ゴルバチョフに類似した名前があるという嘘を宣伝し、彼が権力を握るとソ連国民に信じ込ませたのは米国だったのである。これはソ連共産党改革派と米国との約束だったからである。もちろん、改革が失敗に終わり、ソ連が崩壊することも米国は知っていた。知っていたからこそ、改革派に協力したのである。ソ連共産党改革派もまた、米国の謀略に騙されていたのだ。

 米国は日本でメシアが現れるとノストラダムスの予言に書かれていると宣伝した。これも全くのでたらめだった。原文にはそんなことは一言も書かれていないからである。もともとノストラダムスが書いた予言はわずかなもので、ほとんど全てが米国によって捏造された偽物なのである。メシアもまた、米国によって作られたものであった。何の罪も無い日本人の子供に奴隷薬を注射して暗示をかけて置いて、青年になったら新聞社に投書して騒ぎを起こすように命令してあったのだ。それを米国がメシアだと騒ぐ。そして、また一つノストラダムスの予言が当たったと人々に信じ込ませようということだったのだ。

 ノストラダムスの予言が良く当たっているという話も嘘であった。全ては米国の情報機関がデマを流したり、情報機関から金を貰っている作家を使って書かせたものに過ぎない。実際にはノストラダムスの予言はほとんど当たってはいないのである。当たっていると言われているのは、米国が当たるように事件を起こしたか、もしくは当たっていないのに当たったように情報操作したものに過ぎない。

 そして、米国がこういう卑劣な謀略行為を繰り返していることは全て軍事機密として隠されて来たのである。全てはソ連を崩壊させ、その後は世界を米国が征服する為のものでしかなかった。奴隷薬を執拗に隠し続けたのも、こうした謀略計画があることが発覚するのを恐れたからに過ぎない。

[第二章]奴隷薬とは何か

 米国が奴隷薬に異常な執着を持っていることはわかったが、それでは、奴隷薬とはそもそも何なのだろうか。無色透明な液体であることはすでに述べたが、米軍の軍事機密になっている為、化学成分はどういうものなのか、はっきりしない。麻薬の一種が使われているとも言われるが、奴隷薬には習慣性や禁断症状はない。ただし、何も障害が残らないわけではない。奴隷薬を注射されると、暗示で与えられた命令を強く信じ込んで、それを実行しようとする。また、自分が奴隷薬を注射されていることや暗示をかけられていることを絶対に信じないようになる。それがどんなに奇怪な行為であっても、全て自分の意志で行動していると信じてしまうし、信じさせることが出来るのである。しかし、暗示を解かれると、状況は一変する。まず、激しく号泣し、暗示をかけた人間を強く憎み、復讐しようと考えるようになる。そして、重度の不眠症に陥る。一般には暗示を解かれると発狂すると思われているようだが、それは嘘である。不眠症にかかって眠れなくなるだけなのだ。この不眠症はかなり重いもので、何十年にも渡って不眠症に苦しめられる場合もある。

 他に、深刻な問題も生じる。奴隷薬を注射された人が結婚して子供を産んだ場合、障害児が生まれる危険が3〜4倍高くなる。これは夫が奴隷薬を注射された場合でも、妻が注射された場合でも結果は同じである。特に女児の障害が多く、男児では障害児が生まれることは少ない。障害の程度だが、著しい奇形が生じるようなことはないが、症状によっては重体に陥る場合もある。奴隷薬の非人道性はこれを見ても明らかだろう。ただし、健常者が生まれる確率の方が高く、奴隷薬を注射されたことがわかっても子供を諦める必要はない。

 それでは、奴隷薬はどのように使われるのかを見てみよう。奴隷薬は宗教団体を装った米国の政治組織によって反体制弾圧に使われて来た。米国政府や米国の同盟国政府を批判したり、政治活動で政府に打撃を与えた人物やその子供、孫などに報復の為に使われたり、政治的に利用する為に暗示をかけられる場合が多い。

 奴隷薬そのものは無色透明だが、使用する場合は黄色に着色される。これは被害者の暗示が解けた時に警察や精神科医に被害を訴えても、注射された薬物が黄色だったと証言したら、それ以降は全て精神病の症状だと判断されて信用されないことを利用したものだ。この為、被害者は周囲の信用を得られず、孤独に苛まされ、さらにこれらの政治組織による弾圧を受け続ける結果となり、2次被害、3次被害を受ける場合が多い。米国では、これらの政治組織から妻が性的虐待を受けたことに怒った夫が犯人を殺害する事件まで起こっている。

 日本ではパプテスト教会が奴隷薬を使った事件を起こし、イスラエル秘密捜査事件と呼ばれて、当時、大騒ぎになったが、被害者の多くは、その後、殺害されていて、生存者はわずかしか残っていない。これについては第三章で生存者の証言を元に詳しく述べることにする。

 パプテスト教会とレーガン政権(共和党)との密接な関係は米国では誰でも知っていることだが、日本ではあまり知られていないので、次のサイトを参考にして欲しい。→[Jerry Falwell]

 最近では、オウム真理教(アーレフ)が奴隷薬を手に入れようとして失敗したことがわかっているが、奴隷薬がどの程度の範囲で使われているのかは、はっきりわかっていない。何万人の被害者がいてもおかしくないと言われているが、米国は過去に福岡市で偽医者を使った予防接種を小学校でおこなって、大勢の児童に奴隷薬を注射して暗示をかける事件を起こしているだけに、実像はかなり深刻なものであるようだ。

 奴隷薬は日常生活には一切影響しない。ただし、暗示で与えられた命令に関しては暗示の命令通りに行動する。命令に従わないと激しい頭痛を感じるようになり、命令に従わざるを得なくなる。また、奴隷薬を使って暗示をかけられた場合、2回続けて暗示にかけられると激しい呼吸困難に陥り重体になる場合がある。

[第三章]イスラエル秘密捜査事件の実像

 それではイスラエル秘密捜査事件とはどういうものだったのかを生存者の証言を元に具体的に記述してみよう。それは現在から40年ほど前の福岡市で起こった事件であった。当時の日本はベトナム戦争に反対する学生運動が盛んな頃で、米軍基地撤去運動や日米安保条約に対する反対運動などが激しさを増し、それに追い討ちをかけるように米軍機の九州大学への墜落事故などが起こって、反米一色に染まった動乱の時代であった。この頃、不可解な殺人事件が発生した。パプテスト教会が主催する東福岡幼稚園の若い女性の先生が行方不明になり、その後、全裸死体が海岸に捨てられるという事件が起こったのだ。最初、それは変質者の犯行かと思われた。しかし、その後、この幼稚園の園児多数が強い暗示にかけられていることがわかり、警察の取調べで、パプテスト教会が園児に暗示をかけて、それが発覚するのを恐れて女性を殺害したことがわかった。幼稚園児達の暗示は解かれたが、不思議なことにどの児童も白い顎鬚を生やした白人の老人の絵を描き、支離滅裂な証言をするだけであった。そして、どの子供も自分が書いた文章を本にして出版すると主張したのである。事件は不可解なまま一応解決したように思えた。だが、事件はそれで終わらなかった。暗示を解かれた後、本を出版した子供達が次々と殺害されたり、行方不明になる事件が相次いだのである。事件はパプテスト教会が起こしたに違いなかったが、証拠が見つからず、教会は現在も存続を続けている。もちろん、イスラエル秘密捜査事件がこれで終わったわけではない。暗示を解かれなかった児童がいて、その児童を使った米国の謀略作戦が進行していたのである。パプテスト教会は表向きの顔で、実態は米国CIAなどのスパイ機関と結びついた犯罪組織であったのだ。残った児童が成長して青年になり、ノストラダムスの予言を実現するのを米国は首を長くして待ち続けたのである。もちろん、目的はソ連を崩壊させて冷戦に勝つことであった。

 生存者の証言によると、米国は奴隷薬を注射され、暗示にかけられた子供に接触して事実を伝えようとした人々をことごとく殺害しているらしい。例えば、メシアにされた少年の場合、彼が幼稚園にいた時に、米国の宗教組織から奴隷薬を注射されて暗示にかけられたのだが、同じ頃に暗示にかけられた子供は幼稚園内にたくさんいたのである。彼の証言では、幼稚園の女性の先生が彼らの瞼が下がっているのを見て、暗示にかけられていることを見破って、同じ幼稚園の牧師に相談したらしい。その後、彼女は行方不明になり、海岸で全裸死体で発見されている。彼の話では宮本と名乗っていた、この牧師が犯罪組織の一員だったようだ。どうやら幼稚園を主宰していたパプテスト教会が影の黒幕だったらしい。

 彼は近所の少年からアパートの部屋が向かいの家の窓から監視されていることを告げられているが、これを教えた少年も行方不明になり、当時、母親がアパートに探しに来ていたという。おそらくは組織に殺害されたと考えられる。同じく、この組織は小学校の教師にも接近をはかり、学校の成績を変えさせようとしていたらしい。これを断った教師は、その後、行方不明になっている。小学校は駆け落ち事件として処理したようだが、実際は組織に殺害された可能性が大きい。

 また、彼の近辺にいた人だけでなく、彼自身も命令に従わなかったという理由で絞殺されかかった時があったが、犯人達の仲間割れで命を救われている。彼は絞殺されかかったにも関わらず、そのまま小学校に登校し、担任の教師によって首に大人の手の締め跡があるのを発見され、警察を呼ぶ騒ぎになっている。これだけの事件が起こっているにも関わらず、犯人達は逮捕されていない。

 ところで、この宮本という牧師がパプテスト教会の人間であったことは間違いなく、また、事件の首謀者の一人だったことも事実だが、この男はイスラエル秘密捜査事件で逮捕者が出た後も活動を続け、生存者が中学生になった頃に電車の中で会っている。その時に宮本は生存者の少年がすでに暗示が解けていると思い、殺害するつもりだったようだ。ところが、瞼が下がったままで暗示が解けていないことに気づき、誰かにかけなおされたと考えたが、すぐに自分がかけなおしたことに気づいた。実際、少年は一度、小学生の頃に暗示が解けて、暗示にかけられた時のことを学校で先生に喋っているのだが、この宮本という牧師から奴隷薬を再度注射されて、暗示をかけなおされているのである。運が良いのか悪いのか、彼はこれによって生き延びることが出来たのだった。

 パプテストはその後もこの少年の監視を続けていたようだが、彼が大学に入学する頃に、組織は解散し、組織が解散したことを宮本は電話で少年に報告している。この時に宮本は「本は書かない方が良い。」と彼に忠告している。おそらく、良心から出た言葉だろう。本を書いた被害者はほとんどが殺害されているからである。結婚した直後に夫婦とも行方不明になった例もある。この宗教組織の異常性がここにあるのだが、殺害する時には、夫を殺して、妻を夫の死体の前で集団で輪姦する行為をしているのである。日本では考えにくいことだが、欧米では性犯罪や個人的復讐などでしばしばおこなわれることである。

 異常なのはパプテストだけではない。謀略計画を立てた米国CIAもまた、莫大な巨費を投じて、この異常な事件を引き起こしていたのである。CIAはハリウッド映画を使って、UFOや予言、超能力、タイムマシンなどを民衆に信じさせようとしていた。言わば、洗脳である。当時のテレビでUFO事件や超能力や予言が繰り返し放送されて、そのほとんど全てがインチキであることがわかっていたにも関わらず放送が続いたのは、こうした米国政府の謀略作戦の一環だったとわかれば、容易に理解出来ることである。

 UFO事件を米国がでっち上げたのは、先にも述べたように米軍が奴隷薬を使った人体実験をおこなっていたのを隠すのが目的だったわけだし、超能力者を名乗っていた人間のほとんど全てが米国のスパイであった。タイムマシンが実際にあるという噂も事実ではなく、コンピュータを使って自然現象を正確に予測出来る技術開発に米軍が成功したのを隠すのが目的だった。現在では、天気予報や地震は日付や時間まで正確に予測出来ると言われている。米国はこの予測技術を使って未来に起こることを全て予測しようとしているらしい。

 米国がこうした謀略や事実の隠蔽をおこなっているのは、敵がいない世界の実現の為である。要するに米国による世界征服を達成するのが目的なのだ。だから、ソ連という敵がいなくなった途端に、UFO騒ぎや超能力や予言やタイムマシンがすっかり影を潜めて、テレビでもまれにしか放送されなくなったのは、米国政府の情報工作予算が削減されたからに他ならないのである。マスメディアが流す情報というのは、こういう政治的意図に基づいたものが大半であることは、ここで書くまでもないことであろう。

 そして、予言もまた、米国の謀略だったのである。ノストラダムスの予言は言わば、米国CIAが作ったソ連崩壊の為の宣伝工作の一環であり、世界中の人間にソ連が崩壊するのは避けられないという意識を植え付けることに目的があったのだ。そして、その為に、ノストラダムスの予言書に書き込んだ謀略の全てを一つずつ実現していたのも米国だったのである。

 話を事件の真相に戻そう。米国の対ソ連謀略計画の為に奴隷薬を注射されて、メシアという、ありもしない人物を演じさせられることになった少年は大学卒業後も就職が出来なかった。これは暗示によって就職に失敗するように仕向けられていたからである。彼は就職活動をしてはいたが、実際に就職するとなると恐怖心が起こって就職出来なかったと証言している。米国は就職にわざと失敗させて、新聞に投書させ、論争をでっち上げて騒ぎを起こさせ、彼をメシア扱いする計画だったようだ。実際、彼は暗示にかけられた通りに行動している。新聞社に投書が載るように大変な努力をしたし、実際、投書の多くは投稿欄に掲載されている。彼と論争した相手は米国のスパイだったと思われるが、ともかく、これによって、騒ぎは起こったのである。しかし、この騒ぎはすぐに政府に知られ、国会でイスラエル秘密捜査事件との関わりが指摘されることになった。ただちに過去に事件を起こしたパプテスト教会が国会に呼ばれ、さらには、芋づる式にCIAやハリウッドなども呼び出された。そして、事件の概要が相当に根深いことが明らかになっていったのである。これは当時のNHKのニュースで放送されていたので、見た方も多いと思う。

 米国はメシアをでっち上げた後で、被害者が結婚したら殺害して妻を輪姦する計画を立てていたようだ。暗示にかけた人間は全て殺害する計画だったらしい。これを当時の社会党は激しく追及していた。だが、NHKの報道は全てが真実だったわけではなかった。奴隷薬という米軍の軍事機密を守る為に、真実が隠されたのが現実である。被害者への補償金の支払いがおこなわれなかったことも隠され、支払いがおこなわれたように嘘の報道がされているのである。これは生存者が暗示が解けた後で補償金を受け取ろうとして拒否されていることからも明らかである。補償金どころか、事件そのものも政府によって隠蔽され、放送された国会中継は議事録に記録されず、存在しなかったことにされている。全ての証拠は隠されてしまったのだ。国会審議で激しく政府と争った社会党も事件を取り上げようとはしなかったそうである。米国の圧力の前に事件がもみ消されたのが真相なのである。なぜ、これほど米国が奴隷薬の秘密に執着し、事実を隠そうとするのかを考えると、日本国内に奴隷薬を注射されて暗示にかけられている人間が相当数存在すると推定せざるを得ない。あまりにも大量の人間に暗示をかけたので、真相が発覚すると、外交問題に発展するのを恐れてのことであろうと考えられる。おそらくは、日本人だけが暗示にかけられているわけではないだろう。米軍基地がある地域全てで、こうした奴隷薬を使った弾圧や洗脳がおこなわれていると考えるのが自然である。

 事件の真相を隠したのは、NHKだけではない。民放も新聞社も全てがこの事件を取り上げず、記事にしようとはしなかったのである。これが日本のマスコミ報道の実態である。日本のマスコミに報道の自由がないと批判されて久しいが、これほど露骨な形で見せつけられたのは、この事件が初めてであった。

 生存者の少年は現在では中年になっている。今も奴隷薬の後遺症で不眠に苦しめられているそうである。就職も決まらず、アルバイトをしていたが、長期不況の影響で首になってしまったそうである。現在は両親の家で生活しているそうだが、この事件に巻き込まれなければ、お祖父さんと同じ教師になりたかったと話している。この事件で米国の身勝手な謀略の為に国民が犠牲にされ、その国民を助けずに事実を隠蔽した国が経済危機に陥ったのは何とも皮肉な話である。社会党も無くなり、政治は連立の時代を迎え、株価は暴落し、日本は政治的にも経済的にも混迷を深めている。国際的には米国の一人勝ちが目立ち、あちこちの国を名指しで敵国扱いして軍事攻撃している状況が続いている。そして、その報復としての大規模テロが相次いでいる。米国が世界を征服出来るとは思わないが、奴隷薬を使った犯罪が今後も繰り返されるのは間違いないであろう。

[第四章]日本の未来

 これまで述べて来たように、イスラエル秘密捜査事件の真相は米国による卑劣で醜悪で嘘に満ちた謀略活動と、それによって犠牲にされた多くの被害者、そして、この事件に加わり、事件の隠蔽にも協力した日本政府とマスコミの臆病な体質以外は何も見えて来ない。米国は事件の被害者には1円の補償も支払っていない。しかし、マスコミは米国が支払ったように報道し、被害者は救済されたように見せかけた。実態は全く逆なのにである。これが日本の政治と報道の現実なのだ。

 日本は現在、未曾有の危機的状態にある。しかし、私に言わせれば、それは自らが招いた結果以外の何物でもない。外国が国民の人権を侵害し、人生を奪い、補償金も支払わないでいるのに、政府もマスコミもその実像を隠すことしかしなかったのである。こういう奴隷的体質を持つ国が独立国だと言えるだろうか。そんな独立出来ていない国に経済の独立や政治の独立があるだろうか。現在の日本の破滅的状況は、こうした事実の隠蔽やごまかしを繰り返して何も解決しようとしなかった行為の結果でしかないのである。北朝鮮の拉致事件を大げさに報道しているのは、米国の北朝鮮敵視政策に便乗して騒いでいるだけの茶番に過ぎない。北朝鮮の人権侵害は激しく糾弾して置きながら、米国の人権侵害は一切報道せず、事件の真相も伝えず、国民には嘘を報道して事件が解決されたように見せかけているのである。政府もマスコミも民主主義と報道の自由を捨てて自殺しているのだ。日本という国家は米国の奴隷植民地に過ぎないのである。そう言わざるを得ないではないか。こんな国の未来に希望を持てと誰が言えるだろうか。

 米国の目的ははっきりしている。社会主義国やイスラム圏を全て崩壊させ、米国型資本主義国だけの世界を構築することにある。そして、それに逆らう人間は全て奴隷薬を使って破滅させ、社会的に抹殺する恐怖政治を作り出そうということなのである。思想信条の自由の無い米国型自由主義とキリスト教原理主義以外は一切の思想の自由を許さない世界を実現することが最終目的なのである。まさにローマ帝国の復活以外の何物でもないのだ。

 最後になるが、米国は奴隷薬の技術を現在も隠し続けているが、必ずテログループの手に渡る日が来るだろう。奴隷薬を注射してテロをおこなうように暗示をかければ、暗示にかけられた人間は全精力を傾けて命令されたテロをおこなおうとするからである。イスラムの狂信者でなくても、自爆テロをおこなわせることは可能なのだ。これからの未来は、支配者やテロリストが互いに自己の利益の為に、無関係な人達を奴隷薬を使って暗示にかけて殺し合いをさせる時代になるだろう。カルト宗教によるテロを見てもわかるように、日本はすでにそういう時代に突入している。

2003年5月24日 [NOBUAKI]



[追記]奴隷薬という化学兵器について

 これを書き上げてから1年になるが、政府もマスコミも相変わらず、この事件の真相を隠したままである。もちろん、政府やマスコミが真相を公開しないでいる事件はこれだけではないだろうし、ニュースや新聞を見ている人ならば、最近は嘘が多くなったことに気がついているはずである。例えば、経済が良くなっているとしばしば報道されるが、これは何年も前から繰り返し言われているにも関わらず、一向に生活が良くなる兆しはないことを誰もが知っている。バブル崩壊から景気回復まで20年は最低かかるという予測があるにも関わらず、今にも回復するような話をマスコミはしているのである。実際に景気が回復し、株価が2万円を超えるには、やはり、これから6〜7年はかかるのではないだろうか。それまでは混迷が続くのは間違いないであろう。

 イスラエル秘密捜査事件の被害者について、1年前には書かなかったことがある。これは奴隷薬の効果がどれほど恐ろしいかを示すものだが、被害者の承諾を得て、あえて公開することにする。

 奴隷薬が人間に嘘を信じ込ませたり、行動を制限したり、暗示を与えることで様々なことが出来ることは述べたが、実はそれだけではないのである。奴隷薬には生物学的な作用があって、細胞にアポトーシス(自己壊死)を起こさせることも出来るのだ。これによって、人間の体のどの部分でも細胞を殺して穴を開け、障害を起こさせることが出来るのである。犯罪者達は暗示をかけられた被害者が暗示が解け、注射をされて暗示をかけられた時のことを他人に喋べるのを恐れて、暗示をかけた被害者全員に脳細胞を破壊して出血を起こさせ、死亡するか、会話が出来ない障害者になるように仕掛けていたのだ。その為、暗示が解けて事件のことを母親に話そうとした時に脳内出血を起こして、脳卒中の患者のように赤ん坊の状態に戻った被害者がいるのである。彼は何週間もの間、意識不明の状態が続いた後で意識を取り戻したが、手が全く動かない状態になっていた。彼の場合は家族の努力で奇跡的に回復して、手も動かせるようになり、後遺症も残らなかったが、死亡していても不思議ではなかった。奴隷薬はそれほど恐ろしい薬物なのである。

 これでもう書き残したことはほとんどないと思うが、なぜ、米国が奴隷薬のことを隠したがるかが、これでおわかりになったと思う。奴隷薬は人類を支配出来る唯一の化学兵器なのである。人間を殺すだけではなく、ロボットに変えて操ることが出来る兵器なのだ。これが実際に使用されて、多くの被害者が出ていることを米国は隠し続けているのである。イラクやアフガニスタンで米軍の非道な行為が明らかになっているが、あれは氷山の一角に過ぎないのである。米国による奴隷薬被害の実態が公開されない限り、この事件が終わることは決してないであろう。

 政府やマスコミを疑ったことがない人には、この事件の顛末は理解出来ないかもしれない。しかし、考えていただきたい。米中関係が悪かった時には、日本を攻撃出来る中国の核兵器やミサイルが脅威だと日本のマスコミは非難していた。しかし、米中関係が好転すると中国の核兵器やミサイルは増強されているにも関わらず、中国非難をやめたのである。同じく、米ソ関係が悪かった時にも、日本を攻撃出来るソ連の核兵器やミサイルが脅威だと日本のマスコミは非難した。だが、ソ連が崩壊し、米ロ関係が好転すると、ロシアに核兵器やミサイルが存在するにも関わらず、非難をやめたのである。そして、今、米国と北朝鮮の関係が悪い時に、過去と同様に日本のマスコミは北朝鮮を非難している。そして、米国と北朝鮮の関係が好転したら、たとえ北朝鮮が核兵器やミサイルを放棄せずに、むしろ増強を続けても北朝鮮に対する非難をマスコミはやめるだろうことは容易に想像がつく。要するにマスコミは米国の情報操作と情報宣伝のお先棒担ぎをやっているだけなのであって、決して国民の立場を代弁しているものではないのである。イスラエル秘密捜査事件が起こったのも、被害者の多くが殺害されたのも、助かった被害者が補償を受け取ることが出来ずに放置されたのも、事件の真相が全て隠蔽されたのも、全てがこうした政府とマスコミの米国従属体質にあることを否定することは出来ない。

 日本が駄目になったという声を最近は良く聞く。政治も経済もうまくいかなくなっているからだろうが、決して、日本は駄目になったわけではない。日本ほど底力のある国は世界にも例がないからだ。日本は多くの危機を乗り越えて来た優れた国なのである。だが、米国の奴隷植民地であり続けようとするならば、いずれ日本は崩壊することになるだろう。米国の属国だった国の多くは破綻しているからである。理由は言うまでもないが、米国の国益の為にしか政治がおこなわれないことに原因がある。今の日本が危機に瀕しているのも、原因の多くはそれなのである。

 外国の為に奉仕し、国民の為の政治をやらない国が向かう末路は歴史が証明している。日本も同じ道を選ぶことになるだろう。これからも混迷と動乱の時代が続くのは誰の目にも明らかなのである。

2004年5月23日 [NOBUAKI]