JANK METAL MAD


[集団戦の戦略について]



先日の無限大公社側のチームによる大規模な集団戦。
POFの戦況報告などを見てちょっと集団戦について考えてみた。

個々での戦闘だけでなく集団で戦争を行えるのはJMだからだ。
まず基本的にグループが組めるのだがこれは5人まで。
ではこれを基本単位とする場合。

先に考えなければならないのは連絡方法、通信手段である。
まず企業所属であることを前提とすればチャットのチャンネルは

COMPANY>全体への指令、状況報告
  SHOUT>緊急事態のまさに緊急回線
   TELL>数人登録しておき、各部隊のリーダーへの連絡
    SAY>近くの数名との会話
 FRIEND>事前登録による別回線、4回線あるので応用が利く。
  GROUP>グループを組んだ場合。司令部会議用

とまあ結構、多いのだがSHOUTは事実上つかえない。
実際に戦争をするとなれば司令部は3人くらい。
リーダー1、補佐2となる。
グループの都合でさらに2名の通信兵が望ましい。
通信兵は戦闘能力ではなくチャット、
キーボード入力が正確で早いことが望まれる。
グループを司令部で使うとして、カンパニーは全体の状況報告
TELLは各部隊のリーダーへの指示
グループは配備エリアごとへの連絡
そういった使い分けが必要になってくる。
実際、戦場に出ずに、状況だけで指示を出しつづける以上、
各回線を使った通信網。実はこれがすべてなのだろう。
またそれぞれの部隊員が自身の動き、
部隊の動きをわかって行動することが要求される。


仮に1部隊5名を1小隊、3部隊を1中隊として組織すると

A 前衛3名 後衛2名
B 前衛1名 後衛2名 中隊長1名 通信兵1名
C 前衛3名 後衛2名

多少、構成に変化はあるだろうがこれを基本とする。
大規模戦を行うとして広いエリア、草原を想定している。

基本としてA、C部隊が先行、
両部隊の後衛とB部隊の前衛が同ラインに位置するとする。
B部隊の後衛は純粋な長距離支援。
通信兵、中隊長も主に長距離攻撃とする。
正確にはA、Cの後衛が中距離に位置する3列のラインを作る。

中隊を6つ、この基本中隊をエリアの3方面に展開しつつ、
のこりの1中隊は遊撃とする。

通信と状況把握が密に必要な訳だが
各中隊の通信兵は基本は通信任務とする。
作戦上の命令はすべてここに飛ばし、通信兵が中隊に指示をする。
ただし戦場では中隊長からの直接指示が優先としておく。

さて、司令部3人はそれぞれ中隊を2隊ずつ指示。
直接の指示は隊長へ。司令部>隊長>部隊と緊急事態に対応。
司令部通信兵は中隊通信兵に連絡を取る。
軍としての作戦行動は司令部通信兵>中隊通信兵>部隊と伝達。

作戦行動としては
1>中央エリアがまずは先行、囮部隊
  右エリアは中央エリアの突破を援護する。
  >遊撃隊1〜2隊は右エリアのさらに右から戦場を迂回

2>右エリアが前進、中央エリアが後退し敵を右エリア方向へと向ける。
  ここで中央エリアと右エリアで逆L字の布陣とする。
  右エリアを迂回した遊撃部隊が敵の側面、
  右エリア部隊と挟みこむような感じで戦闘を仕掛ける。
  >左エリアはここで左エリアを突破。

3>左エリアの部隊が敵後方、および側面から奇襲する。
  左エリア部隊の襲撃までに、部隊が崩れたふりをして後退
  中央と右エリアが半円上になり、4中隊の戦力を集中できればよい。
  (逆Lの角の部分が後退しつつ敵を引きつける)

基本作戦はこうだとして、様々な状況に合わせよう。

◇中央エリアが壊滅的な被害
 >遊撃隊を早めに突入させ、右エリアの戦力増強
 >敵は中央を突破してくるため右エリアも交戦させつつ下がらせ、
  早い段階で左エリアの部隊を突入させる。
  もしくは左からの突入をあきらめ中央に投入。
  中央の戦力低下を抑える。
  >この場合、中央エリアの中隊にすばやく帰還、再編成を支持。
   中央の部隊をすばやく左エリアに再配置すれば作戦は続行できる。

◇左エリアが足止めされた
 >左エリアを後退させつつ、中央エリアを左寄りに移動、
  右エリアで中央の穴を埋めつつ司令部も援護
  左エリアには中央エリアの部隊も合わせて交戦

☆それぞれ2中隊の位置、右と左は徹底しておき、
 この場合、中央の左側部隊を左側エリアに向ける。
 同時に中央の右側を左に位置、右エリアの左側部隊を左に寄せつつ
 その間を司令部戦力/残遊撃部隊で埋める。
 この可能性は高いので最初の突撃の際、中央、左部隊はあまり前にでない。
 もとより、右側エリアの部隊がいるので右に敵部隊を引きつけるため。
 作戦が順調であり、中央右が消耗していれば左右を入れかえることで
 後半に戦力を充実させる。

強行策を取るのなら中央エリアの部隊を
3部隊に増やして強行突破しつつ、
エリアの反対側、ゲート付近の守備部隊とも交戦、
これをうまく誘いだせればかなりの損害を与えられる。

各中隊6部隊の動きの打ち合せ。
それぞれの部隊がどんな役割でどんな動きをすればいいのか。
自分たちのいるべきエリアからずれていないか、他の部隊の状況。
作戦であるため、各通信兵は一定時間ごとに状況報告をしつつ、
状況報告を受け、部隊への指示を出さなければならない。
事前になんどか司令部と通信兵で練習などは必要となるだろう。
場合によっては通信兵は戦場からはなれて始終チャットをしなければならない。
あと通信兵は緊急用や作戦実行命令用にマクロで
各チャットメッセージを用意しておいたほうがよい。
部隊ごとに撤退などわかりやすい命令は離れたキーに登録し
間違いなくマクロを実行して、時間短縮をしたい。

また司令部は実はまったく動かず、ほとんど戦闘はしない。
常に戦況をやりとりして補佐とリーダーは各部隊に指示を出し、
状況を受け、作戦を修正し、場合によっては早期の作戦中止、
全軍の撤退も必要だろう。
ここまで大掛かりな作戦行動を実際に実行できるなら
エリアへの侵入口の多い場所ならそのエリアに行かずとも
拠点から指示だけで作戦実行できるのかもしれない。

まあリーダー1人、通信兵1人という構成で
小隊3部隊をうまく移動させながら戦えるようになれば
中立エリアでの戦いは常に数の優位を保つことができ、
押されることはなくなるのではないだろうか。
また被害も少なくなることを考えれば数時間あれば
防衛部隊だけに押し込むことはできるかもしれない。