Q.子宮癌検診は、何歳からはじめればよいのでしょう?
A.横浜市の癌検診は30歳から受けることができます。しかし、現在、子宮頚癌の若年化が言われており、できるだけ早い時期から子宮癌検診を受けるべきだといわれています。米国では、性経験を持つようになったら癌検診をするべきだといわれています。
Q.子宮頸癌になる原因は?
A.残念ながら、現在、癌の明らかな原因は分かっていません。しかし、子宮頸癌については、ヒトパピローマウィルスという、性行為で感染するウィルスが一因となっていると言われています。したがって、性経験が若いうちからある方は、子宮頸癌になりやすいと言われています。
Q.年に何回検査をすればよいの?
A.何も症状が無ければ、1年に一回の検診で十分だといわれています。しかし、不正出血があったり、前回の検診で異常を指摘された方は、早めに検診を受ける必要があります。
Q.子宮癌になりやすい人は、どんな人?
A.以下のような方は、子宮頸癌になりやすいと言われていますので、積極的に子宮癌検診を受けましょう。
- 複数の男性と性交渉を持っている場合。もしくは、付き合っている男性が複数の女性と性交渉を持っている場合。
- 早い時期に初体験をした場合。
- 性感染症(性病)にかかっている場合。特に、尖圭コンジローマやヘルペスにかかっている場合。
- AIDSに感染している場合。または、免疫系が弱っている場合(移植手術の後など)。
- 喫煙者
Q.子宮癌検診には、子宮頸癌検診と子宮体癌検診があると聞いたことがあるけど・・・?
A.子宮癌検診と言うとき、一般的には子宮頸癌検診を言います。これは、子宮の入り口の癌の検査で、日本人では子宮癌の8割を占めます。また、毎年きちんと検査をすることによって、癌による死亡率が減るといわれています。子宮体癌検診は子宮の中を調べる検査です。子宮の中を調べるので検査の時に痛みを伴ったり、出血がおこったりします。また、妊娠に気がつかないで検査をすると、流産を引き起こすことがあり、注意が必要です。通常は、出血などの症状がある時に検査を受けられれば良いといわれています。
Q.癌検診の結果が分かりにくいのですが。
A.子宮頸癌検診は五段階に分かれて結果がでます。それぞれの意味は以下の通りです。
- クラス T 異常は認められない
- クラス U 軽度の変化はあるが、ガン性の変化は認められない
- クラス V a 前ガン状態の変化が認められるが、軽度の変化である
- b 前ガン状態の変化が認められる。中等度から高度の変化で注意が必要
- クラス W ガン細胞が認められる。詳しい検査が必要
- クラス X 明らかなガン細胞が認められる。詳しい検査が必要
Q.横浜市の癌検診を受けたいけれど、何か、手続きが必要でしょうか?
A.準備は何も要りません。市の検診を受けられることを受付でおっしゃっていただければ、こちらで書類を準備します。癌検診の前にビデを使って洗浄したり、膣錠などを使ったりすると、正しい結果がでませんので、ご注意ください。予約は無くても大丈夫ですが、混雑していることがありますので、できれば、ご予約をお願いいたします。フリーダイアル0120-179707(携帯可)。また、
http://www.neconome.comで混雑状況を調べていただいて、すいている時間にご来院いただければ、お待たせしません。
子宮癌を怖がっているだけでは、何も解決はしません。正しい知識をもって、癌検診をきちんと受けましょう。
クリニックの前に、子宮癌検診についてのパンフレットをご用意しております。ご自由にお持ちください。