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2002年12月例会「セールスマンの死」
(無名塾)

作/アーサー・ミラー
演出/林 清人
出演/仲代達也、野崎海太郎、小宮久美子他

リストラの横行する現代日本に、
演劇界の金字塔とも言うべき、
近代古典の名作が蘇る!

〜あらすじ〜

 ウィリー・ローマンはかつては米国各地を回る
有能なセールスマンだったが、今は仕事もうまく
いかず、ローンの支払いにも窮し、差し迫る老い
の身に甘んじている。期待をかけた長男にも背か
れて、家を出て行かれたままだ。

 その長男のビフが、久しぶりに家に帰ってきた。
ビフは父と和解しようと苦悶するのだが、ことある
ごとに、二人は衝突してしまう。と、いうのも、家族
の誰もが知らない「父の秘密」をビフが知っている
からだ。

 折しも、ウィリーはとうとう会社を解雇される。また
父の意に添おうとするビフが、一旗揚げようとした
事業もついに失敗してしまう。そんな中、ウィリーが
最終的に選んだ道は、果たしてなんだったのか
〜日程〜
会場 日程 昼の部 夜の部
アステール 12/12(木) 18:30
アステール 12/13(金) 13:00
安佐南 12/18(水) 18:30


 1999年ニューヨークで会った80歳の
アーサー・ミラー氏は「これは家族の愛
の話である」、と私に語った。

 1949年、この作品でピリッツア賞を受
賞し、劇作家としての地位を確立したアー
サー・ミラー氏だが、この作品は50年たっ
た今もなお新しく、人々の心をとらえる。

 不器用に切なく家族を愛し続けた男の悲
劇は決して他人のものではない。

                    仲代達也

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