2014年2月例会
文学座
 
「くにこ」

作/中島淳彦 
演出/鵜山 仁

出演/ 角野卓造・関輝雄・塩田朋子・山本郁子
      栗田桃子 ほか

日程        
日程 昼の部 夜の部
アステールプラザ
大ホール
2/10(月) - 18:30
2/11(火) 13:00 -
安佐南区民センター 2/12(水) - 18:30
2/13(木) 13:00 -
   

上演時間 約2時間5分(休憩なし)

希望日締切 12/27(金)
シール発行 1/24(金)




平成の人情喜劇作家・中島淳彦氏が文学座に書き下ろした作品

<あらすじ>
昭和41128日、
東京の世田谷町若林町に一人の女の子が生まれました。
そのこの名前は"くにこ"
やがて、その女の子は物語の母になるのでした。
この物語は、一人の女の子が、物語の母になるまでを描くものです。
彼女が見つめていたものが、
彼女に染み込み、
いつの間にか彼女自身となり、
言葉や物語としてあふれ出していく……
おかしくてやがて哀しい、
物語の母の物語。

<かいせつ>

向田邦子が作家になるまでを描いた舞台

絶妙なセリフ、鋭い人間観察にもとづく巧みな描写などで『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』『あ・うん』など、記憶に残る数々の傑作を生みだした向田邦子。「向田ドラマ」と呼ばれた作品群はホームドラマの基礎を築き、没後30年近く経った現在でも数多くのファンから支持され続けている。そんな彼女が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、遺した数々の作品からエッセンスを抽出したオマージュ的な要素を交えて舞台化。サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間のあれこれを、向田の視点を通じて描き出す。