はだしのゲン
劇団木山事務所

「はだしのゲン」 

原作/中沢 啓治 
脚本・作詞・演出/木島 恭
出演/
田中実幸 前田昌明 田中雅子
本田次布 林次樹 広瀬彩 長谷川敦央

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 1945年8月6日8時15分、ゲンが学校に向かう途中、
火の玉のような巨大な光が目の仲に飛び込んできたと思った瞬間、いっさいの記憶が途絶えてしまいました。やっとのことで這い出したゲンは、柱や壁の下敷きになった父、姉、弟を必死に助け出そうとしましたが、火が噴出し、肉親3人の焼死を目の前にするしかありませんでした。焼け跡の風景の中でこだまする「オギャア」という産声が!母親がショックのあまり産気づき、女の子を出産したのでした。新しい生命の誕生!今年もまた灯籠流しの日がやってきました。現代の市民に戻った出演者たちは、祈りをこめてそれぞれの灯籠を川に流します。

被爆60年、初演いらい10年連続公演

 「はだしのゲン」の原作は、1973年から「少年ジャンプ」に連載された、作者・中沢啓治氏の自伝的漫画で、現在も日本だけではなく、英語、ドイツ語、ロシア語などに翻訳されて広く世界の人びとに読みつがれている永遠のロングセラーです。
 1996年7月初演いらい演出面での工夫を重ね、日本製ミュージカルとしての評価を高めて、今夏が10年連続公演です。
 本年が、被爆60年です。国内で海外で多くの人たちの声援に励まされながら、「ゲン」は元気に走り続けてきました。

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