安佐南例会100回記念『出雲の阿国』

 2005年3月の前進座『出雲の阿国』、安佐南会場の第100回例会でした。この記念すべき例会に記念になることを、と考え、前進座の皆さんの協力を得て、餅まきをしました。その日の感想が届いていますので、紹介します。

 『出雲の阿国』の餅まきに参加して
 私は安佐南例会の二日目(マチネ)を見せて頂きました。
 ”日本一の阿国歌舞伎”という幟を持った、新しく生まれ変わった阿国一座が客席の後ろから登場し、ここから阿国や一座にとっての新しい時代が始まる!!とわくわくしているとき、練り歩いてステージに上がった阿国一座の方々が、「安佐南が100回公演を迎えられたそうだ」、「おめでとうございます!!」と言われたとき、本当に驚きました。そして、安佐南の会員の方も嬉しいだろうなあと共に喜ぶことが出来ました。
 その後、一座の皆さんが客席に降りて餅まきをしてくださったのですが、客席の皆さんは必死で餅を取り合っておられました。このときはどの会員さんも素に戻っていらっしゃいました。
 餅を配られた後、「新しい阿国一座のはじまり〜」とまた話が始まって、生まれ変わった踊りを阿国一座が踊っていきます。その流れを見ていて感じたのが、あの当時、阿国一座が小屋掛けした四条河原のあの小屋もこんな風に”演じる側、観る側”が近くて、お互いに我を忘れる程、楽しんでいたのではないだろうか?(餅まきもあったかも?)、ということでした。私はそのとき、確かに四条河原の小屋にタイムスリップした気持ちになったのです。
 この餅まきのためにお餅を準備してくださった安佐南の担当の皆様、お疲れさまでした。旧市内にはないハプニングで、本当に楽しかったですひとつの話の中に、餅まきをいれてくださるという粋な演出をしてくださった前進座の皆様、本当に有難うございました。
 ”安佐南 100回例会 バンザイ!!”
                                     ヴァイオレットC