Ferrari BB512
FUJIMI 1/24

2007.06.10


Ferrari BB512

【データ】

FUJIMI 1/24
リアルスポーツカーシリーズ33

カラー:リッチレッド
(フィニッシャーズ)
制作期間:3ヶ月

なにかと話題のBBシリーズより、第一弾となった512BBです。

デフォルメというと特徴的な部分を誇張、強調ということになるんでしょうが、アニメ、キャラクターモデルというある種フィクション(言葉が悪かったらごめんなさい)に基づく模型というジャンルに対して、スケールモデルと呼ばれる縮尺模型である以上、寸法が実物と違っていれば、間違った模型ということだと思います。

しかしながら、スケールエフェクトという言葉もあります。
実際に机の上に車を置くことなんてありえませんし、俯瞰から実車を見る機会も案外少なかったりするわけです。
特に色なんかは、大きな面積で見る印象と小さな面積で見る印象は随分と異なります。
このあたりを補正するために色を明るめにしたり、特徴的な部分を大きくしたり、見えないところを省略したりなんかします。

人の目というのは結構曖昧なもので、見たままではなくて、見たものを頭の中で処理して映像という形で記録になります。

富士山を絵に描くとき、雪の部分は白く塗り、その下の部分は青く塗りますよね?その青い部分、本当は岩だったり木だったりするので緑やグレーなんかが正確なわけです。でもそんな富士山、書きませんよね?

まぁ富士山の話は極端ですが、図面に対して正確に表現することに対し、見た目の印象に対して正確に作るというのも模型の世界ではありなんではないかなぁと思ったりします。


しかしながら、車と言う工業製品のミニチュア模型なんですがら、もう少しきっちりと縮小されるべきだよなぁとは思います。だってほんとに寸法測ってここが違う、あそこが違うって模型を作る度にやっていたらそれこそ嫌になっちゃいますからね、多くのユーザーはその模型を素直に受け入れるわけですし。
正確さに拘り実車の図面から模型の金型を起こすような話が出てくると、ライセンスの問題やらなんやら出てくるんでしょうかね?



OMAKE  


製作ダイジェストです。

他社製品のエッチングパーツを使用してみましたが…。
奄Q枚 F社用のはずなのに、全然寸法が合いません…。
写真はありませんが、フロントグリルも大きさが合わないうえに、他部品と干渉するために使用を諦める始末…。
結局まともに使ったのはブレーキディスクとエンブレム類だけでした。なんか非常に納得いかないです、このエッチング。以前から説明書も不親切ですしね。せめて自社サイトで使用例を公開して欲しいと思ったりしました。


ボディを被せてしまうとほとんど見えなくなる部分たち。

ボディの前半分(ボンネットとかキャビン部分)と、シャシのフロント部分の合いが非常に微妙です。今後製作される方は、充分に仮組みをお勧めします…。
あぁ私のはライトも開きません…。


妙に大きいホイールです。
タイヤは決して大きくありません。ホイールが大きいのでタイヤが大きくなるのでした。

その他塗装中の写真です。
ほんとにおまけですらありませんねぇ…。


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