− ショートタイプルーフアンテナ装着方法 −


 03年くらいまでのVW車は、ルーフ後部にアンテナがあることがひとつのアイデンティティでした。国産車のようにAピラーに格納したり、リアフェンダーあたりから電動でニョッキリ出てくるのと比べたら、ルーフにピ〜ンと立ったアンテナは、潔くて、凛々しくすら見えます。

 

 しかし、実用性の面では不便もあり、立体駐車場などでは高さ制限を越えてしまいますし、ノーマルのアンテナは融通の利かない硬さなので、引っ掛けたら折れてしまいそうです。そこで、そうした不便さを解決するお助けアイテムがショートタイプのアンテナです。もう、すでに定番中の定番ですね。

 maniacsでは、VW用ルーフアンテナの二大ブランド、COXヘリカルショートアンテナと、IEXERTマイクロアンテナの両方を扱っており、しかも取り付けネジのタイプも各種ご用意しております。お乗りの車種やドライビングスタイルに合わせて、ピッタリのチョイスが可能です。

    

 ショートタイプのアンテナの取り付けは、とても簡単です。まず、ノーマルのアンテナを取り外します。アンテナはネジ式に固定されていますので、取り外すにはアンテナ部分を反時計方向に回せばOKです。5〜6回転回すと、右写真のようにアンテナが基部から外れます。

(なお、9NBポロの可倒式アンテナにつきましては、ネジを緩めたあと一旦押してから抜くような手順になります。商品はCOXヘリカルショートアンテナに専用品がございますのでそちらをご選択ください。取り外し取り付け手順の詳細は、商品に同梱の説明書をご参照ください)

    

 アンテナをご注文の際は、ネジ径をお選びいただく必要があります。8〜9割の車輌は、ネジ径が5mmですが、車種、年式、装備(とくにMMS)によって、ネジ径が6mmの場合があります。

 ネジ径は、上の写真のように定規を当てて測ってください。ネジ山の先端までの直径で測ります。左の写真が5mmで、右の写真が6mmです。一旦ノーマルのアンテナを取り外してみて、定規を当てた状態をこの写真と比較してください。

    

 もし、定規を当てて測っても、どうしても確信が持てないという場合は、上の左写真のように紙の端に正確に5mm間隔で印をつけ、ハサミで少し切り込みを入れます。切り込み部分をめくって折ってスリットにして、右写真のようにネジ部にあてがってください。

 ネジがスリットを通過できれば5mm径ですし、ネジがスリットに当たってスムーズに通過できないようなら6mm径です。上の写真は5mm径の写真です。ネジ径を測定したら、アンテナのタイプを選択して、ご注文ください。

 上の写真の上側がCOXヘリカルショートアンテナ、下側がIEXERTマイクロアンテナです。IEXERTマイクロアンテナは一段と短くファッショナブルで、都市部では概ね十分な受信感度を発揮します。取り付けネジ部がステンレス削り出しで、ソリッド感のある個性的なルックスです。COXヘリカルショートアンテナはやや長い分だけ受信感度で有利です。郊外で感度を重視する方にお奨めできます。

    

 アンテナの取り付けは、COXヘリカルショートアンテナと、IEXERTマイクロアンテナで共通です。ノーマルアンテナを取り外した逆の手順で、つまりネジを時計回りに回して捻じ込むだけでOKですので、とても簡単です。

   

 COXヘリカルショートアンテナ、IEXERTマイクロアンテナともに、柔らかい材質で作られており、上の写真のように柔軟に曲がります。高さ制限の低い立体駐車場などで万が一アンテナ先端が駐車施設に接触しても、折れたりする心配はありません。

 

 車の情報収集源であるアンテナは、車の持つ感性の象徴でもあります。こだわりのチョイスで、自分好みのアンテナを装着するのは、オーナーならではの喜びですね(^_^)。