− ゴルフ5用ドングル取り付け方法 −


 ゴルフ5には、純正オプションでiPodアダプターが用意されており、ヘッドユニットでiPodのコントロールができてとても便利です。しかし、この純正アダプターは、取り付け工事が大変なことと、iPod専用の入力端子になっているためそれ以外のAUX入力ができないという不便さがあります。

 それを補うのが、このmaniacsオリジナルのエクステンションドングルです。機能は、すでにリリース済みのゴルフ4用と同等で、RCAのオーディオ入力を受けることができます。iPod以外のポータブルステレオや、ナビの音声などを取り込むことができます。もちろん、取り付けも簡単です。

   

 取り付けは、まずセンターコンソール後端にある、後席用のカップホルダーを開きます。開くと上右写真のように、上部にトルクスのネジ2つが見えます。トルクスの番手はT20です。

   

 このトルクスネジを2本とも外し、後席用エアコン吹き出しの口上部を持って上後方向に引っ張ります。すると、コンソールの後端全体がカップホルダーごと外れてきます。

   

 コンソール後端のカバー全体を完全に取り外すと、右写真の位置に左右にトルクスネジ(T20)が見えます。このネジを左右両方とも取り外します。

   

 次に、コンソールポケットの底面にあるゴムマットを取り出します(上左写真)。とれから、ポケット前方にあるカバーを取り外します。カバーは下端が引っ掛けで、上端はバネでパチンと嵌っているだけですので、上部をめくるように引っ張ると簡単に外れます。

   

 カバーを外すとトルクスねじ(T20)が1箇所止まっていますので、これを外します。ねじを落とさないように注意してください。このネジを外すと、コンソール全体が外れます。

 サイドブレーキを少し多めに引き、コンソールは後を持ち上げるように傾けながら抜き取ります。慎重に抜き取ればサイドブレーキレバーとの干渉はありませんが、心配な場合は養生しておくと良いでしょう。

 コンソールを取り外すと、上の写真のようになっています。矢印で示した、スポンジにくるまったコネクタが、チェンジャー拡張用のコネクタです。ドングルは、このコネクタに接続します。

   

 スポンジにくるまったコネクタを引き出し、その先端にドングルを接続します。スポンジは取り外さないでそのまま残しておく方が、コネクタを収納する際に納まりが良いと思います。

   

 コネクタは、カチッと音がして確実にロックが掛かるまで、しっかり嵌合させます。それから、コネクタが元あったコンソールの隙間に、コネクタとドングルを納めます。この時点で、一旦適当なソースを接続してカーステレオで再生し、動作確認を行なってください。正常に動作することを確認し、次の作業に進んでください。

   

 コンソールを元のように取り付けます。サイドブレーキレバーを先に穴に通すように、コンソールを前傾させて前から後ろへと被せていきます。コンソールが概ね定位置に来たら、カバーを取り付ける前の穴から、コネクタを引き出しておきます。

 iPodケーブルのような、ミニジャックに変換して使用する場合、変換部分を見せない方がスマートなので、その場合は先に変換の接続をしてから引き出すとスムーズです(変換接続部を隠す作業は、あとからでも比較的簡単にできるので、必須ではありません)。

   

 ケーブルを引き出したら、コンソール元通りしっかり取り付けます。コンソールの下端には左右それぞれ3箇所のフックがあります。このフックが確実に嵌るようにしてください。とくに、後ろ側のフックは嵌り難い場合がありますので、右写真のように後ろから覗き込んで確実にはめ合わせてください。

   

 コンソールを確実に嵌めたら、固定ネジ3箇所をもとのように締めます。

   

 あとは、後端のカバーとカップホルダーを取り付けますが、カップホルダーは先にカバーにはめ込んでおく必要があります。もし、カバーからカップホルダーが外れている場合は、右写真の角度で宛がって回転するように差し込むと簡単にフィットします。

 カバーにドリンクホルダーをセットした状態で、その全体をコンソールの後端に斜め上から差し込むように嵌めます。左写真のようにチリ(パネルの隙間)がピッタリと合うように、手のひらで軽く叩いてフィットさせます。あとは、カップホルダーを開いたところのトルクスネジ2箇所を締めれば完成です。

   

 コンソールポケット内のカバーを取り付けると左写真のようになります。カバーは、下側を先に引っ掛けてから、上部をパチンと嵌めて取り付けます。ヘッドユニットのCDボタンを2回推し、チェンジャーを呼び出すようにすると、ドングル経由のAUX入力が再生されます。

   

 ミニジャック変換ケーブル(iPodケーブル)を取り付けて引き出しすと、上写真のようになります。iPodはもちろん、市販のポータブルステレオが接続できます。ソース本体は、ポケット内にしまってスッキリ見せることも可能ですし、アームレストを閉じてケーブルを前方向に引き出し、手元で操作することも可能です。

 ゴルフ5は純正オーディオのクォリティが非常に高いので、それを活かして他のソースを接続したいという方には、まさにうってつけのメニューです。ケーブルを引き出しやすくした専用のカバーも販売する予定です。商品リリースまで、もう少々お待ちください。