− エアインテークグリル換装方法 −


 ゴルフ5GTIのバンパー左右にあるエアインテークグリルですが、実は年式によって違いがあります。若年式の車輌は本当に穴が空いていて助手席側は実際にエアを取り込む仕様になっていますが、高年式ではバンパー左右のインテークはダミーで、完全に塞がれた状態になっています。

 高年式のGTIにお乗りで、この部分のパーツを若年式の穴明きのものに交換して、エアを取り込むことができないか?というご要望を多数頂戴しておりました。この部分のパーツ、比較的簡単に交換ができ、実際にエアを取り込む仕様に変更可能です。

 とくに、助手席側は、写真のように内部に整流板がついており、エンジンルーム内に冷気を取り込むようになっています。また、外観的にも全くのダミーで一目瞭然塞がれているのではなく、GTIのアイデンティティでもある蜂の巣状のグリルが穴になっているのは、より本物感を引き立ててくれます。

   

 交換は、まずダミーのエアインテークグリルを止めているネジ1本を抜きます。プラスのドライバーで外すことができます。ネジを抜く際に、ワッシャがパーツ側にくっついてしまっていて残りやすいので、残ってしまった場合は、確実に回収してなくさないようにします。

 ネジ1箇所を抜いたら、その穴に指を入れて、ダミーのエアインテークグリルを引っ張ります。ネジ以外の箇所は、パチンばめのツメが掛かっているだけですので、引っ張れば外れます。

    

 無造作に思い切り引っ張っても外れますが、できれば一箇所に無理な力が掛からないように、縁に沿って均等に引っ張っていくと比較的スムーズに外れます。最後、側面の一箇所は、差し込みになっていますが、これはとくに意識しなくても抜けます。

 この写真は、取り外したダミーのエアインテークグリルと、これから取り付けるエアインテークグリルを比較したものです。蜂の巣状に実際に穴が空いている方が、やはり本物っぽくて貫禄ありますね。

   

 取り付けは、簡単です。サイドに回りこんだ側面の一箇所を差し込み、上下のパチンばめのツメを押して差し込んでいきます。あとは、ワッシャを忘れないように注意してネジ1箇所を締めれば完成です。

 下側の真中付近のツメ1箇所が、少し嵌り難いので、その部分に浮きがないかを良く確認して、浮いているようであればツメが嵌っていませんので、しっかりと押して嵌め込んでください。ちょうど、写真で手で押している付近です。

 運転席側も、全く同様に交換します。純正部品ですので、フィッティングは勿論完璧です。これで、エンジンルームに冷気が取り込めるようになり、また、グリルには蜂の巣の穴があき、本物らしい顔つきになります。高年式車の完全に塞がれたダミーグリルが偽物っぽくて不満という方に、お奨めのアイテムです。