− クロームミラーカバー換装方法 −


 北米純正オプションに、ジェッタ、ゴルフ5用のクロームミラーカバーがあります。ボディ同色のノーマルミラーも素敵ですが、クロームメッキは高級感があって、ちょっと個性的。新しいVWのアイデンティティでもあるクロームの積極採用とイメージが一致して、なかなか素敵です。

 この商品は、ノーマルの上から被せるのではなく、ミラーのシェルそのものを交換する、本格的なタイプです。純正オプションなので、形状精度は勿論のこと、クロームメッキの厚みや艶やかな仕上がりも、まさにVW純正クォリティで、完璧です。

   

 クロームミラーカバーの取り付け方法ですが、始めにミラーそのものを取り外す必要があります。ミラーの外し方は、低屈曲ミラーの換装と同じですが、再度記載してきます。

 まずは、ミラーの角度調整つまみを操作して、ミラーを内側かつ下側に一杯まで動かします。それから、ミラーのケースを前方に押して、回転させます。ちょうど、右写真のような状態になります。

   

 つぎに、ミラーの外側上部の隙間に両手の指を入れて、手前に引っ張ります。鏡のエッジは処理がされているので、手指を切る心配は少ないですが、念のためエッジにマスキングテープを貼っておけばなお安心です。指を横にスライドさせたりしないように、まっすぐ手前に引っ張ります。

 鏡を割るのではないかと心配になりますが、簡単に割れることはありません(^_^)。指は、1〜2本ではなくて、写真のようにできるだけ多くの指、できれば7〜8本を掛けて、均等に引っ張ります。強めに引っ張ると、裏の嵌め込みが外れて、ミラーが手前に外れます。

 すっぽ抜けてミラーを落としてしまわないように気をつけてください。また、ドライバーなどの工具をテコにつかうと、一箇所に力が集中してミラーが割れてしまう可能性がありますので、手指で引っ張ってください。

 手指がどうしてもうまく掛からないという場合は、ミラーの外側の隙間から輪にした荷結わき紐などを裏側に滑り込ませ、ミラーの裏側に掛けて引っ張ってください。

   

 ミラーを外すと、左写真のようにヒーターの配線が接続されています。この配線を右写真のように引っ張って抜きます。しっかり摘んで強く引っ張ると抜けます。

   

 ミラーを外したところは、上左写真のようになっています。ミラーカバーは、上方向に引き抜くのですが、まずは手前下側の縁がパチンばめになっていますので、それを外して持ち上げます。上右写真のように手前方向に引っ張りながら、上に持ち上げる感じです。

   

 つぎに、一箇所ツメが掛かっていますので、それをマイナスドライバーで外す必要があります。つめの位置は、上左写真でドライバーを差し込んでいる位置です。より正確なツメの位置や形状は、これから取り付けるクロームカバーの内側を見て確認してください。

 上右写真のように、カバー全体を上方向に引っ張り上げながら、ドライバーでツメの掛かりを開いて外します。ドライバーは極端にテコに使うのではなく、マイナスドライバーを回転させてツメを開くようにした方がうまく行くと思います。

   

 ツメが外れると、上左写真のようにカバー全体が持ち上がります。前縁下側のの引っ掛かりを少し引っ張ってパスさせて、そのまま全体を引き上げると、上右写真のようにカバーを外すことができます。

 そのまま、上写真のようにカバーがスポッと抜けます。取り付けは取り外しよりもずっと簡単で、上から被せて押し込むだけです。前縁下側もしっかり嵌るように引き下げてください。

   

 あとは、ヒーターの配線を元に戻して、ミラーは、位置と角度を合わせて、パチンと嵌め込めば完了です。ミラーは位置と向きが合っていないときちんと嵌りませんので、ミラーの裏側と円盤状の取り付け台座の穴を良く見比べ、位置をしっかり合わせて押し込んでください。

 ミラーを嵌める際は、かなり強く押す必要があります。きちんと嵌ったときには、「パチン!」といかにも嵌った感じの音と感触があります。それがなくて、何となくグニュッと入った感じのときは、きちんと嵌っていませんので、一旦引っ張って外して、やり直してください。

   

 クロームのミラーカバー、こんな感じになります。高級感の演出には、絶好のアイテムです。もちろん、スパッタリングのホイールにもマッチしますし、ジェッタのメッキグリルにも良く似合います。