2.白色LED室内灯 (1/1ページ)

同じくRhodantheさんから情報提供頂きました。ありがとうございました。以下Rhodantheさんからのレポートです。

 あと、私が行っている小技(と言える程でも無いですが)ですが(いえいえ、かなりのスゴ技です、このネタ評判良いです:管理者)、室内灯を全て白色LEDにしています。室内灯は半ドア防止の意味もあってドア前後ともドア連動で点灯させているのですが、1個5Wとは言え何個も点けたら結構な消費電力になります。また、GOLF前席のサンバイザーには化粧直し用の鏡と照明があるものの、黄色い照明だと化粧直しには向かないだろうということで、低消費電力で白い照明が欲しいと思い、LEDの室内灯を作りました。

 ユニバーサル基板を元の電球の大きさに割り、広指向角の高輝度LEDと定電流ダイオードを半田付けするだけですが、明るさも消費電力も概ね満足しています。欲を言えば、純白より若干青みがかっているのですが...。施工はいつでも必ず元の状態に戻せるように、車には手を加えずポン付けができるものを心がけて作りました。

購入したもの、必要なもの:
  ・ 日亜化学工業 φ3高輝度広指向角白色LED:NSPW310BS(b):100本(1万円)
  ・ 石塚電子 定電流ダイオード:E−153(15mA):100本(4千5百円)
  ・ ユニバーサル基板
  ・ 基板保護スプレー
  ・ その他、導線少々
  ・ 先の細い半田ごて

(02.11.10追記:私が白色LEDを購入したときは特価で100本1万円だったのですが、通常価格は100本1万8千円のようです)

 部品2点は、秋葉原の千石電商で購入しました(←インターネットで購入できるようです:管理者補足)。LEDは広指向角の方が都合が良いですし、電球の形に合わせてるため、φ5よりφ3の方が多くのLEDを載せることができます。また、(b)タイプは選別品で、一番白に近いとされています。作り方は、以下の通りです。

    

 まず、上図のようにユニバーサル基板を電球の形にカットします。次に、基板の端に電極部分をつくります。電極は、基板の左右1列と基板の端、耳の部分を導線でグルグル巻きにします。私は単芯線を使いましたが、より線のほうが良いかもしれません。これに半田を盛って電極としました。前席のマップランプで使われている、差込むタイプのものも同様です。導線を通すときは、ちょうど糸目が飛ばないように裏表とも縫っていくような感じです。その後、短絡防止のために電極間のランド(上記の○部分)を外します。先の細い半田ごてを熱し、半田を溶かさずにこて先を穴に当てて揉んでやると外れます。

回路:  (12V)──[定電流ダイオード]──[LED]──[LED]──(GND)

 定電流ダイオードとLEDを取り付けるとき、電圧は12VなのでLEDを直列に3個繋ぐこともできるのですが、電流が10mA程度と少なく、電圧変動によって明るさが変化するので、LEDは直列に2個繋ぐことにしました。

    

 照射範囲を広くするため、左右のLEDは角度を付けて取り付けます。部品を取り付けたら、基板保護剤を塗り、乾燥させて完成です。ちなみに、LED基板に使っている基板保護剤は、サンハヤトのハヤコートという商品を使いました(約1千円)。小さな基板に使うときは、直接スプレーするよりも、容器に入れて筆で塗る方が良いと思います。

    

 あとは、装着するだけです。電球と違って照射方向が決まっているので、車に取り付けるときは振動で基板の向きが動いたり、外れることの無いように、車側の電極の押さえを強めにします。元の照明と比べて明るくなったとは言えませんが、夜の車内で本を読むことはできます。また、人を車に乗せたときには結構好評です。点灯時の写真は、あまり明るそうに見えないかも知れませんが、フラッシュを焚いて撮ると、このようになってしまいます。 

    

 同じやり方で、サンバイザー裏の化粧直し用と、荷室の照明も交換しました。照明を替えて気が付いたのですが、ドア連動にしているとき走行中やエンジン停止中の消灯時でも、うっすらと明かりが点いています。ただし、ドアロックすると完全に消灯します。室内灯が消えるときについてですが、元の電球と同じように徐々に消えます。特にLEDだから消え方が遅いというわけでもありません。

    

Rhodantheさんにお願いして、点灯時の写真を追加していただきました。ハンドルの辺りの光り方が、いかにもLEDっぽいです。

(このページは、掲載している方法および結果を保証するものではありません)