10.ワイパー換装 (1/1ページ)

 ゴルフのワイパーが調子悪いのはけっこう有名なようですが、私のもすこぶる調子が悪いです。拭き取りはそこそこのレベルなんですが、撥水コーティングとの相性が最悪、激しくビビるんです。ゴムが古くなったときのガガーッというビビリではなくて、もっと大きなリズムで、ワイパーが壊れるんじゃないかと思うくらい、ブッ、ブッ、ブッ、ブッ、だっ、だっ、だっ、だっ、てな具合です、しかも往復とも。撥水コーティングは、シリコン系、フッ素系を試しましたが、どちらでも同じように盛大にビビリます。

 対策は、いろいろと試しました。まず初めがワイパーのゴムに塗るビビリ止め。初めはテフロン系のビビリ止めを使ったのですが、ワイパーのゴムに凸凹にこびりついてしまって、拭き取りがスジだらけでまるっきりダメ。ほとんど新品のゴムをワンセットお釈迦にしました。次が写真のモリブデン系のビビリ止め。これは、そこそこ効いて、良い感じです。新しいゴムにこれを塗って使えば、ビビリはほぼ完全になくなります。拭き取りもガラスに吸い付くような感じで綺麗に掃けます。でも、もちが悪いのが玉にキズ。ウォッシャー液を使うと、すぐにビビリ止めが流れ落ちてしまい、またビビリはじめます。それと、撥水コーティングを剥がしてしまう傾向にあるようで、コーティングの撥水効果が持続しません。

 それからディーラーにも相談しました。ワイパーがガラスに当たる角度を調節すると、ビビリが止まる場合があるとのことで、調整してもらいました。しかし、結果はダメ。ワイパー動作の行きまたは帰りのどちらか一方だけビビる場合には、角度を調整して良くなるようですが、往復ともビビッている場合は処置なしのようです。私の場合は、行きが激しくビビッて、帰りがちょっとビビッていたのですが、ディーラーで調整してもらったら、往復とも均等にビビるようになって帰ってきました(笑)。あとは、撥水コートを剥がすしかないとのこと。

 そう言われて、仕方なく撥水コートを剥がしてみました。すると、言われたとおりビビリはなくなったのですが、しかし、撥水コートに慣れてしまっているので、これはもう見にくいのなんの、私より先に家内が音を上げました。家内曰く「これじゃあ危なくて走れない」とのこと。確かに、夜なんかは視界が悪くて危険な感じです。っで、なにか良い方法はないものかと探っていると、ちょうどY’sさんのBBSでワイパーネタの書き込みがあり、早速食い付いてみました。

    

 「具合が良い」と複数の方から評価を得ていたワイパーがこれ、PIAAのスーパーシリコートです。私の中で、PIAAというメーカーに対する信頼度は、ハッキリ言ってあまり高くないのですが(失礼)、でも、みなさんが良いと仰るし、他に処置なしの状態でしたので、わらをもすがる思いで購入してみました。店頭には置いてなかったので、型番を言って注文し、待つこと1週間、商品が来ました。ちなみに型番は、

   ・運転席側: SSC53FB (ビッグスポイラーつき525mm長)
   ・助手席側: SSC48C  (カーブタイプ475mm長)

です。私が購入したお店(近所の黄帽)では、両方で約7,100円でした。

 交換は、まずノーマルのワイパーを外すことから始めます(当たり前)。ノーマルワイパーは、写真のようにクリップ部を摘んで、ワイパーを写真下の方向に押すとクリップが外れます。外すと、ワイパーのアームがブレードの枠の内側に突き刺さったような状態になりますから、それを抜けばワイパーはブレードごと完全に外れます。

    

 運転席側のノーマルワイパーとPIAAのスーパーシリコートを比較したのが、上の写真です。上側がノーマルワイパー、下側がスーパーシリコートです。ビッグスポイラーつきなので、かなり似通った感じの外観です。スーパーシリコートの方が、若干スポイラーが短いですが、スポイラー部分の材質感も似ていて、並べて比べないと分からないくらいです。これ見よがしに「PIAA」と書かれていないのも好印象です。

 スポイラー部分に貼りなさいというPIAAのステッカーが付属していますが、もちろんそんなのは貼りません(笑)。右の写真は、クランプ部分のアダプターです。いろいろな車種に適合させるため、アダプターが複数種類付属しており、その中から適合するのを選んで使います。01GOLF4の場合は、C3という種類のアダプターが適合します。このアダプターをブレード本体にパチンとはめて、あとはノーマルワイパーと同じ要領で、アームに装着すれば完了です。

 こちらは助手席側、上がノーマルで、下がスーパーシリコートです。ブレードが微妙にカーブしているのですが、PIAAのスーパーシリコートも同じようにカーブしており、やはりノーマルとそっくりです。これも運転席側と同じくC3のアダプターを填めて、装着します。

    

 左写真は装着した状態です。装着してしまうと、ノーマルとまず区別がつきません。ってことは、つまり私好みです(笑)。早速、シャワーで水を掛けて作動テストをしてみます。フッ素系の撥水コートをバリバリに効かせた状態であるにもかかわらず、ビビリは皆無。その後、雨の中を実際に走ってもみましたが、やはりビビリはありません。しかも、水滴は綺麗に掃けて、言うことなしです。あとは耐久性がどの程度あるかが問題ですが、半年間ビビリなく、綺麗に掃ければ、一応は合格という感じでしょうか。一年持てば上出来です。

 交換用のスーパーシリコートの「ゴムだけ」というのもあるようですので、ダメになったら簡単にゴムだけ交換できます。ゴムの品番は、

   ・運転席側: SSCR53  (ストレート525mm)
   ・助手席側: SSCR48C (カーブタイプ475mm)

だそうです。ダメになったら注文しようと思っています。

 とりあえず、耐久性の問題が不明なのと、撥水コーティングを剥がしませんという売りがどの程度だか未だ分からないのですが、チョット使った感じでは、お奨めできる一品のような気がしています。

(このページは、掲載している方法および結果を保証するものではありません)