7.ジュニアシートのフットレスト (1/1ページ)

 次女がチャイルドシートに座れるようになり、長女も3才になったので(現在は4才)、ジュニアシートを購入しました。シート自体は、COMBI製の一般的な製品ですが、シートの表皮を剥がしてみると、薄いスポンジクッションの内側はすぐにポリエチレンの成型品で、あまり褒められた造りではありません。座面とヘッドレストの表皮と芯材の間に、タオルなどを少し足して、いくらかでもフィット性を高めるようにしたのですが、それでも少し居づらそうです。

 座りづらいためもあってか、子供が助手席のシートバックを後ろから蹴るので、「蹴っちゃダメ」と言ってはみたものの、よく見れば足はブラブラしてやり場のない状態。まるで宙吊りコースターのような感じで、これではいかにも落ち着かないだろうと想像できます。また、シートベルトも体に対して太すぎる感じで、肩ベルトの縁が当たって首が絞まりそうな感じです。子供用シートの現状は、安全性を確保するのが精一杯で、子供の気持ちに配慮するレベルにはないのかもしれません。

    

 そこで、足の宙ぶらりんと固いベルトが直接当たるのだけでも何とかしてあげようと思い、足置き台とベルトのカバーを作ってみました。足置き台は、家にあった9mm厚のラワン合板の先端を、やはり家にあった人工芝でくるんで縫いつけたものです。ベルトのカバーは、適当なタオルを筒状にしてチャックを縫いつけただけで、いずれも廃品利用に近い簡単なものです。(ベルトのカバーなどはもっと体裁の良いものが、出来合いで売っている気もしますが...)

      

 あとは、シートの上にタオルなどを上手く敷いて平らにし、その上に足置き台の板を置き、さらにその上にジュニアシートを置けばOKです。シートベルトには、タオルのカバーを被せて出来上がりです。ジュニアシートの下に板を挟むことで、安全性に影響が出ないかという懸念もありますが、私の試した限りでは、かえってジュニアシートが沈み込まずにしっかりする感じです。合板の上をジュニアシートが滑走して前に出てしまう心配もありますが、事故の際には腰ベルトでシートごと押さえる構造なので、沈み込みさえなければ問題なさそうです。(私は問題ないと判断していますが、ご参照される場合は自己責任にてお願いします)

 っで、子供を座らせて、「どうだ、具合が良くなったろう」と誘導的に質問したところ、「パパの作ったお椅子、気に入ったよ」と、ご満悦の様子でした(べつに椅子自体を作ったわけではないんですけどね)。とは言え子供のことですから、長乗りで退屈したりするとやっぱり助手席のシートバックを蹴りだします。でも、今度は容赦なく注意できます。「足はちゃんとミドリ色のところに乗せておきなさい」ってな感じで。

(このページは、掲載している方法および結果を保証するものではありません)