患者さん紹介 私のアルミボートも購入してから3年が経過し、中間検査の時期がやってきた。 検査を行きつけのショップにお願いする為、お店を訪れたところ、徹底的にイジクリ倒せる中古のライブウェルと運命的?な出会いをした。 カレ?はショップが下取りしたアルミボートの付属品として店内に転がされていたのでワタシが目を付けていた物だ。 アルミボートは晴れて次のオーナーにお嫁に行ったが、自作だったライブウェル君はついて行けなかったようだ。 そんなカレをワタシが格安で引き取ることとなったのだ。 どれどれ?と出来を吟味してみたが、これがなんとトーナメンターに使われていた物だった。かなりいいかげんな作りで、釣られたバス君達は良く生きて湖に帰れたなぁ?という感じ。 そこで、ほぼ!?フルオートに近いコントロールシステムを作ってみよう!と一念発起した。 どうしようか考えた末に思い立ったのは 1.ライブウェル水温が湖水温を上回ると外循環ポンプが作動して水の入れ替えを行う。 2.バッテリー節約のため、内循環ポンプは1分間作動して5分間休むような間欠タイマー(インターバルタイマー)駆動にする。 3.もちろんバイパス回路を入れて任意で外循環、内循環ポンプを駆動できるようにする。 4.出来れば低重心化させるため、出来るだけ低い位置にライブウェルを置きたいが、自然排水が出来るか? 5.自然排水が出来ない場合は内循環ポンプを利用して強制排水としたい。 上記のような素晴らしい?構想が現実のものとなるか!? バスボートにはメイドインUSAのタイマーが付いているが、これをそのままアルミに付けては面白くないし、コストが掛かるのでバスボート用ライブウェルタイマーと同等もしくは低価格で多機能なシステムを構築したいと思う。 早速、情報収集をしたところ、電子工作キットなるもので考えているシステムが作れそうだ。 電子工作といえば中学生の頃に電子スズムシや電子ルーレット、インターホンなどをハンダゴテ片手に良く作ったものだ。(笑) 昔取ったなんとやらで、インターネットを駆使してトランジスターの作動原理やコンデンサーの動作、電気の公式など遠い記憶を引き出しつつ、通販サイトを発見し1つのキットを購入してみた。 さらに、タイミング良く?シンディーさんがパソコンを購入したいと問い合わせがあったので職人ま〜ちゃんも誘って、秋葉原に行って来た。 ソッコーでパソコンを購入してもらい(爆)いよいよ、電子工作キットを求めて秋月電子と千石電商を訪問。ゴッタがえすマニア達をかき分けて、パーツを買いあさったのであった。 |
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ライブウェル コントローラー 概略回路図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こちらが千石電商で購入した「サーモ・コンパレーター キット」 2つのサーミスタ(温度センサー)の温度差が発生したときにリレーがONになる仕組み。外循環ポンプをコントロールさせる。 また、任意でリレーの作動する温度差を設定できる。 このキットはPCのオーバークロックをした際にCPUを冷却するペルチェ素子のコントローラーに利用する人が多い。 したがって、比較的大きな電流を扱うことが出来、好都合である。 |
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「サーモ・コンパレーター キット」で今回使用するサーミスタは表面がモールド(防水処理)されたものを2本使用することにした。 このセンサーで湖水温とライブウェル水温を比較する。 |
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ネット通販(エレキットさくらい)で買った間欠タイマー 内循環ポンプを間欠作動(1分作動5分停止など)させるタイマー 半固定抵抗でON/OFFの時間を設定できる。 |
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組み上がった「サーモ・コンパレーター キット」 リレーを内臓しているのでとっても便利。 但し、リレーがONになった時に発生する逆起電力によるチャタリング(ジージーと作動しっぱなしになる)を起こす可能性があるので基盤に穴を開け、電解コンデンサーを並列接続で追加した。 |
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組み上がった間欠タイマー こちらはリレーが入っていないのでユニバーサル基盤で増設した。 タイマーICを2個使用してコントロールする。 半固定抵抗でON/OFFの時間を設定できる。 リレーはオムロンG5S−1(¥140)を使用する。 やたら小さいが自動車用より高性能らしい。 こちらのリレーには逆起電力防止のため、ツェナーダイオードをリレー電源回路に並列接続した。 |
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これが完成したコントロールBOXです。 右上の基盤がタイマーです。現在、ON6分間OFF6分間で設定しています。 右下の基盤はタイマーのリレーです。タイマー基盤では小電流しか扱えないのでリレーを経由させて内循環ポンプを駆動します。 中央の基盤はサーモ・コンパレーターです。湖水温とライブ゜ウェル水温を比較して温度差が生じた際に外循環ポンプを作動させます。 中央上にヒューズプレートを設置しました。とりあえず3Aのヒューズを入れてあります。 左上のコネクターはHONDEX460シリーズで使用されている物と同じ物を使用。 黒いスイッチはコントローラーを起動させる為のスイッチ。 茶色のスイッチはバイパススイッチ。このスイッチで任意に2つのポンプを駆動させることが出来ます。 |
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ここからは実際のライブウェルの作動の説明。 まず、バイパススイッチで外循環ポンプを駆動させ、ライブウェルに水を張ります。 今回、外循環ポンプはお風呂ポンプを使用しています。 ライブウェルの内循環ポンプは350ガロンのビルジポンプを使用しています。 自然排水用の穴は7分目位の位置に開けて、荒れた湖面でボートが揺られてもあふれ出ないようにしました。 |
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排水口まで水が上がった時点でコントローラーのスイッチをONにします。 タイマーが作動し、内循環ポンプが駆動します。 とりあえず6分間隔でON/OFFを繰り返すようにしました。 湖水温よりライブウェル水温が上昇すると外循環ポンプが駆動します。 |
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この画像はライブウェルに接続したホース類。 緑色のバルブは強制排水用のバルブです。内循環ポンプを利用しています。 真中のジャバラホースは自然排水用ホース。 手前のホースは外循環用ホース。 自然排水ホースは台所の流し用の排水ホースを使用しています。 外循環と強制排水ホースはワンタッチコネクターで接続しています。 内循環ポンプと水温センサーの配線は4極コネクターで脱着可能としました。 |
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テストの結果はほぼ満足の行く結果を出す事が出来ました。 現在、脱走防止ネットを作成中です。 あとは釣りの方で結果を出すだけです。 |
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