イタリア 8日間

(その5)

 

<7日目>

 

いよいよ今日が イタリア最後の日。

午前は 、オプショナルツアーで ティボリへ、
午後は 、フリータイムです。

 

ローマからバスで1時間、ティボリの町は昔の王皇貴族の別荘地。

贅の限りを尽くした建物と庭が、当時の権力の大きさを
物語っています。
特にこの「エステ家の別荘」は、一回りするだけで足が痛くなりそう。

 

広大な庭の一角に作られた、動物の顔をした噴水。

このような動物の顔がずらっと並んでいて、水の豊富な時期には
口から一斉に水が噴き出すのだそうです。
なんだか悪趣味ですね(^_^;)

 

ここで、猫ちゃん発見!

とてもきれいな猫で、野良とは思えない。
でもここは広大な庭園で、近くに民家はないのです。
エステ家の主かな?

 


再びローマに引き返し、午後は自由行動となりました。

買い物をする人、ローマ市内観光のオプションに参加する人
さまざまですが、我々(4人)は地下鉄に乗って、地図を見ながら
遺跡巡りをすることに・・・

地下鉄はどこまで乗っても 1ユーロ(約140円)
水が2ユーロすることを思えばかなり安いですね。

引ったくりにあわないように、バッグを抱えていざ出陣!

 

最初は、フォロ・ロマーノへ。

古代ローマ帝国の中心地。歴代皇帝が権力を誇示するために建てた
遺跡群はすばらしく、目を奪われました。

今まで、後から黙って付いてきていた夫が俄然元気に・・・!
実はここは、夫が一番見たかった場所なのだそうです。

 

ここで、またまた猫ちゃん発見!

やはり、悠然と遺跡群を見下ろしています。
家に残してきたダイスケやコブチ、ジュニアの顔が頭をよぎる・・・
どうしているかなぁ。明日は帰るからね〜

 

ジュリアス・シーザーの銅像。

逆光で顔が見えない・・・

 

テヴェレ川に沿って歩き、真実の口広場へ。

 

真実の口

嘘をつくと、手が抜けなくなるという穴。モデルは義兄です。
オードリー・ヘプバーンがグレゴリー・ペックに騙されて
びっくりするシーン、可愛かったですね。

 

楽しかったローマの休日も終わり、いよいよ帰国の途に・・・

ところが、成田行き直行便が洗面所の故障でいつまでたっても
飛び立たない。
もう、気持ちは日本に飛んでいるのに、一度降りてくださいですって!

入国手続きをして、ぞろぞろとまた空港ターミナルへ・・・
またまた待たされて、「12時までに直らなかったらホテルを用意します」
というアナウンス。そんな〜〜(涙)

 



幸い、タイムリミットぎりぎりに故障は直ったようで、
無事飛行機は飛び立ちました。お疲れさま。

 

長々とおつき合いくださいまして、ありがとうございました。

けっきょく、この旅行で会えた猫さんは4匹でした。
観光地だから仕方ないけど、ちょっと寂しかったかな。

 

(2004年 5月)