学科講習

注意 書き込みは2002年のものです、現在の講習内容では有りません御注意して下さい。

12月の、フォークリフト運転技能講習に、参加しました。私の場合、大型特殊を取得しているので、11・31時間コース、一日の学科講習( 技能講習は、別日程 )です。9時少し過ぎに(社)建設荷役車両安全技術協会茨城支部へ到着、車を研修講習者用駐車場に止め、左側の建物、研修センターへ入ると、受付があり男性一人女性一人が受け付けており、十人ぐらいの受講者が並んでいました、

駐車場は有料で1日200円、私の前の受講者は800円を支払っていましたが、私は400円でした。多分私の前の受講者は、4日間の講習を受講するのでしょう、この受付の時に昼食の受付もするはずでしたが、業者の都合で取りやめになりました。受付を済ませ教室に入ると、六尺のテーブルが並べてあり、

テーブルには番号がつけてあり、送られてきたハガキに書かれている受講番号20番の席に着きました、9時40分を過ぎた頃、講習をしてくださる、G先生がいらして、講習の始まりです、午前中は、フォークリフトの概要と機能、荷役装置についての講習で、全部講習されると一日では終わらずポイントだけをフォークリフトのモデルなどを使い、講習されました。

講習の先生よりのポイント(アンダーラインを引くこと?)

フォークリフトの概要と機能

荷役装置


フォークリフトとは、荷を積載するフォーク、ラムなどの装置及び上下させるマストを備えた動力付き荷役運搬車両をいう。

基準荷重中心 1トン〜5トン 500o

フォークの長さは、基準荷重中心の約2倍が必要である。

フォークリフトの安定度は、本質的な特性指数で、荷積み、荷降ろしまたは運転時における転倒に対する安全性を表す数値である。

フォークの静的強度の安全係数は、基準荷重中心と、これに対応する最大荷重に対し、使用材料の降状点において3以上でなければならないと規定されている。これは、最大荷重に対して、3倍以上の安全性があることを示している。

ヘッドガードの強度は、最大荷重の2倍の値(その値が4トンをこえるものにあっては、4トン)

上部わくの各開口の幅または長さは、16センチメートル未満であること。

バックレフト、後方に落下することによる危険を防ぐために荷受枠が必要となり、これをバックレフトという。

通常、前輪ブレーキのみで後輪ブレーキはない。ただし、リーチ形では、通常、後輪駆動になっているので、後輪ブレーキとなっている。

フォークリフトを上下させたりマストを前後傾させるには、それぞれリフトシリンダ、ティルトシリンダに高圧(10〜20MPa)の作動油を送り込んでピストンを作動させることによって行われる。

作動油にとって最も必要な特性は。
@ 粘度が適当であること 
A あわ立ちにくいこと 
B さびが生じにくいこと

雨天における荷役で、リフトシリンダやティルトシリンダを作動することにより、上部から水滴が作動油中に侵入することがあり、ピストンやシリンダにさびを発生させ、ひいては腐食させる。

パレット、デッキボードが両端から突き出している場合に、この部分を翼という。

けたまたはけた板の長さ方向の寸法をパレットの長さといい、これと直角方向の寸法をパレットの幅という。

単面形、片面使用形、両面使用形

パレットに載せてある荷は、安全かつ確実に積付けされているかを確認する。

フォーク取り付けの間隔は、パレットの幅の2分の1以上、4分の3以下程度とするのがよい、

フォークリフトは、積荷の状態で必要(30cm)以上にリフトし、または、マストを垂直か、それ以上の前傾状態で走行してはいけない。

坂道の傾斜面にそって、横向きに走行したり、方向変換したりしない。

急な坂道を上り、下りするときは荷物が坂の上方になるように、ゆっくり運転する

積荷をリフトした状態では、絶対に車から降りたり離れてはいけない。


午前中の講習はお昼前に終了し各自、昼食に出かけました、私は、運転免許を取得している時によく出かけたコンビニで、おにぎりと、お茶で済ませました。昼休みにデジカメで、あちらこちら撮影したのですが、車庫に有ったフォークリフトは手ブレをおこしピンボケになりました。教室に戻り待っていると、受講者から申込みが遅く一月待ちだったことや、職安で一緒だった人と一緒に来たこと、など、話し声が聞こえ、私と同様な人が意外と多いようです、



午後の講習、力学、関係法令、学科試験、

力学

力には、大きさ、方向および作用点の3つの要素がある。

いくつかの力の合力を求めることを「力の合成」という

2つ以上の力に分けることを「力の分解」という。

フォークリフトの最大荷重は、その構造、材料に応じて、運搬し得る荷重の最大値で表され、フォークリフトの能力を表すのに用いられる。

荷重がフォークリフト本体から離れるほど、モーメントが大きくなるので、許容荷重は減少する。

フォークリフトの安全係数=極限強さ/許容応力=>3となる

関係法令

第36条 法第59条第3項の厚生労働省令で定める危険又は有害な業務は、次のとうりとする。 5 最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転の業務。

第78条 法76条第1項の厚生労働省令で定める技能講習の区分は、次のとうりとする。 20 フォークリフト運転技能講習

該当車両系荷役運搬機械等の転倒又は転落により労働者に危険が生じるおそれのあるときは、誘導者を配置し、その者に当該車両系荷役運搬機械等を誘導させなければならない。

フォーク、ショベル、アーム等又はこれらにより支持されている荷の下に労働者を立ち入らせてはならない、当該作業に従事する労働者に安全支柱、安全ブロック等を使用させるときは、この限りでない。

事業者は、車両系荷役運搬機械等の運転者が運転位置から離れるときは、当該運転者に次の措置を講じさせなければならない。
@ フォーク、ショベル等の荷役装置を最低降下位置に置くこと。
A 原動機を止め、かつ、停止の状態を保持するためのブレーキを確実にかける等の車両系荷役運搬機械等の逸走を防止する措置を講ずること。

乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない。ただし、墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じたときは、このかぎりではない。

前照灯及び後照灯を備えたものでなければ使用してはならない。ただし、作業を安全に行うため必要な証明が保持されている場所においては、この限りではない。

事業者は、フォークリフトについては、許容荷重その他の能力を超えて使用してはならない。

1月を越えない期間ごとに1回、定期に、次の事項について自主検査を行わなければならない。

自主検査を行ったときは、次の事項を記録し、これを3年間保存しなければならない。

その日の作業を開始する前に、次の事項について点検を行わなければならない。@制動装置及び操縦装置の機能

以上の項目にアンダーラインを引くことを指示され、学科試験の開始です。

学科試験

初めに解答用紙を前の人から順に回され、次に問題用紙を配ります、問題のほとんどが、○×式で、書き問題は一ニ問でした、出題の範囲は、

学科試験の採点の基準は、次によること。

イ フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
ロ フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
ハ フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 20点
ニ 法および規則中のフォークリフトについての規則に関する知識 20点

合計100点

採点は、各科目の点数の合計100点を持って満点とし、各科目の得点が配点の40%以上であって、かつ、前科目の得点が60点以上である場合を合格とすること。


配られた問題を見ると、アンダーラインを引いた所からほとんど100パーセント出題され、言葉のアヤを勘違いしなければ学科試験で落ちようがなく、十五分ほどで終わりました、回答の終わった方から帰宅して行き、最後に残ったのは、私と、私の隣の方二人で、

私はヘルメットの事をお聞きしようと、機会をうかがっていたのですが、先生から満点を取らなくては気がすまないのですか、と声をかけてくれたので、ヘルメットの質問をして見ました、するとやはりヘルメットでなければいけないような返事で、3つ4つは、あるんですけど・・・と言うことで、私が一番最後になりました。



フレーム表示