田村 直臣 安政5年(1858.9.15)8月9日〜昭和9年(1934)1月7日 |
牧師。
《生い立ち》
大阪天満の与力の子として誕生。少年時代は兵学校に学び、長じて塾で英語を学んだ。
明治6年(1873)上京してカラゾルス,C.の築地大学校に入学した。
《受洗》
カラゾルス,C.夫妻の感化により翌7年、受洗した。
このとき一緒に受洗した戸川残花(安宅)、原胤昭その他と協力して東京第一長老教会を設立した。
明治10年(1877)10月、東京一致神学校が設立された際に2年に編入し、その2年後に卒業した。
《按手礼》
フルベッキ,G.H.F.によって按手礼を領し、銀座教会牧師となる。
渡米後、改称された数寄屋橋教会牧師、やがて巣鴨に移転後巣鴨教会。
『日本の花嫁』事件で教職を免職となったが、生涯巣鴨教会を牧した。
伝道者養成、日曜学校教育には特に力を入れた。足尾銅山事件にも積極的にかかわった。
植村正久、内村鑑三らとともに「三村」と言われた。著書多数。 |
出 典 |
『キリスト教人名』 |
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