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 野宮 初枝   明治31年(1898)1月24日〜昭和53年(1978)4月2日
 昭和期の平和運動家。

 東京牛込に生まれる。吉田銀三郎の長女。
 
 大正8年(1919)日本女子大学校英文学部を卒業した。
 翌9年、野宮定茂と結婚。

 昭和3年(1928)日本女子大学校講師となり、同5年から欧米留学2年。帰国後同校教授になった。

 戦後、日本の犯した罪をあがなうために平和運動に挺身した。婦人平和協会理事、婦人国際平和自由連盟日本支部会長をつとめ、また国際友和会、日印サルボダヤ交友会の非暴力平和運動に活躍、原水禁世界大会に尽力、世界平和会議などで平和と核問題を訴え200回に及び講演を行った。ベトナム反戦にも積極的に荷担した。

 昭和35年(1960)6月15日、60年安保に初枝はキリスト者会議代表の肩書で参加した。初枝は、逃げ惑う人並みのために国会の柵に押し付けられて肩を打ち、ハンドバックは飛び、靴は片方脱げたままといった実力闘争の渦の中で戦った。

 80歳で死没。
<やりかけ>
出 典 『女性人名』
60年安保・その激動の奇跡 http://www.ne.jp/asahi/karanohako/m.t/kiroku-anpo4.html