門間 恵喜子  明治15年(1882)〜昭和10年(1935)5月28日
 明治〜昭和期の社会事業家。
 仙台八幡町の榊原家に生まれた。

 学校教師をつとめ、河北新報記者門間正順と結婚した。
 社会奉仕の意欲に燃え、愛国婦人会特別会員になり積極的に活躍した。のち婦人矯風会に入会して娼妓解放運動を起こした。大正15年(1926)仙台婦人禁酒連盟を創立し、25歳のときに禁酒法案の署名運動を展開した。また、一日一人一銭の愛国貯金仙台婦人会をつくり、内務省から表彰された。さらに仙台市長を会長に「覚醒会」を組織し、毎年9月1日に「覚醒の夕」を市役所広場で開いた。

 昭和9年(1934)4月、10年以上の社会教化運動貢献者として県から選奨牌を受けた。残念なことに53歳で死没。
出 典 『女性人名』
http://www.kahoku.co.jp/