パフォーマンス トルクカムへの換装(続き)


     <  工程 F  >

マイナスドライバーを使い、スプリングシートASSYを外します。

     <  工程 G  >

スプリングシートASSYを外すとトルクカムの内部が顔を出します。
グリスでベトベトです。

     <  工程 H  >

このトルクカムを交換するわけですが、
黄色○印のカムピンを抜かないとASSYが外れません。

ピンはただ刺さっているだけなので、
ラジオペンチ等で挟んで抜くことが出来ます。

ピンは全部で3本あります。

     <  工程 I  >

カムピンを抜き、トルクカムASSYを外すとこうなります。

     <  比較 @  >

左が亀ファク製、右がノーマルです。
写真では見難いのですが、亀ファク製の方が若干、
カム溝が寝ています。

     <  工程 J  >

亀ファク製のトルクカムにモリブデングリス
(パッケージに同梱されています)
を塗布し、組み付けます。

カム溝は、2段階ありますが、
今回、私はノーマルとの差異を見るべく
いきなり過激なカム溝(一番寝ている溝)で組み込みました。



     <  工程 K  >

スプリングシートASSYを組み付け、グリスが全体になじむまで、
しばらく写真のようにトルクカムを手動で動かします。

グリスがなじみ、動きがスムーズになったら、
あとは分解した逆の手順で組みなおして完了です。


< 注意事項 >
・クラッチASSYを分解、組み立ての際は、センタースプリングの張力に
 ご注意下さい。

・グリスを使用しますが、ベルト接触部などに付着しますと、ベルトがスリップして
 駆動に障害をきたしますので、ご注意ください。
 もし、付着してしまったら、ブレーキクリーナー等の、脱脂剤で洗浄してください。

・金属部品を使用いたしますので、切削部等、バリが発生しています。
 切り傷等にご注意ください。


< 使用する材料 >
・カメレオンファクトリー製 パフォーマンストルクカム


< 使用する工具 >
・インパクトドライバー (クラッチケース)
・プーリーロックレンチ (プライマリープーリー)
・17、14mmメガネレンチ (プライマリープーリー/クラッチアウター)
・シザースホルダー (クラッチASSY)
・34mmソケットレンチ (クラッチASSY)
・マイナスドライバー (スプリングシートASSY)
・ラジオペンチ (カムピン)


< 使用するケミカル >

・モリブデングリス(パッケージに同梱)
・パーツクリーナー


< 参考文献 >
・パフォーマンス トルクカム 取り付け説明書


< インプレ >
装着後、早速ローテスにでました。
取り説によると、最初の100km程度は慣らし運転を実施して
急激な加減速を行わないで下さいとの事でした。
なので、少し控えめですが、ファーストインプレッションと行きます。

まず、スロットルを開けると、普通に加速します。が、40km/h程度まで
なんか重い感じです。
何ともトルク不足というか、回転が低すぎるというか・・・。
40km/hを超えた辺りから、急に「ぐぐぐっ」っと言った加速が始まり、
80km/hオーバーまで続きます。
コレはいい感じです。加速感はノーマルトルクカムより確実に上です。
最高速は**0km/hと以前と変化はありません。
いつもの、タイム計測直線でテストしたのですが、最高速到達地点は
あまり変化がありませんでした。
40km/h迄の加速を何とかすれば、もっと良い感触になりそうです。

チューンドエンジン向きとされたカム溝の設定なので、MYアドには
少々、過激すぎるのかも知れません。

その内、再度設定を見直しながら、ベストな状態を見つけようと思います。

< 慣らし完了後 >
装着後、初の通勤路テイクオン。
慣らしと言う事で、ちんたらと我がホームコースをひた走る。
その中で、ふと気づいたことが。

再加速が実に良い。実に。
パッケージに書いてあるとおり、「回転の落ち込みを防ぐ!」は本当だ!
あらゆる速度域で試して見たが、どの速度からでもレスポンス良く
再加速してくれる。
大げさかも知れないが、フラットパワーのNAエンジンの様にレスポンスが良い。