クラッチカバーの外し方(アドレス110)


■ウンチク

 駆動系をメンテナンスする際に必ず開けるのがクラッチカバー。
 駆動系の何をやるにしてもまずはココ。

■目的

 こちらでは、そのクラッチカバーの取り外しを紹介いたします。

■作業内容

<   工程 1   >


まずはエアクリーナーBOXを固定している2本の
ボルトを外し、エアクリBOXをフリーにします。
エアクリBOXの下に隠れているクラッチケースのビスを
外し易くする為です。


<   工程 2   >


次に○印部のビスを外しクラッチケースカバーを外します。
このクラッチカバーは+のビスで止まっていますが、
なんともこのビスが固い。



取り外しは、出来れば
インパクトドライバーをご使用される事をお勧めします。



ただし、工具を購入するのにどうしても出費が発生してしまいます。

ホームセンター等で、相場は¥1500程度でしょうか。

大型(M5以上)のドライバーで緩めることも何とか可能ですが、
力が入りません。

ラチェットハンドルに装着可能なソケットタイプの
ドライバーを使うと力が入れやすいです。

こちらですと、使用するラチェットハンドルに合わせて
ドライバーのソケットを購入するだけなので、
インパクトドライバーを購入するよりかは出費が抑えられます。

こちらですと、¥500〜800程度で済みます。



また、外したビスと入れ替えにキャップボルトを代用されますと
次回の分解時に非常に楽です。



<   工程 3   >


私が使用しているキャップボルトです。

M6×25 7本
M6×50 2本
M6×70 1本

です。



<   工程 4   >


最初はボルトを外しても、カバーが中々外れません。
ガスケットが密着して、カバーとエンジンをくっつけているからです。
その場合は、プラスチックハンマーやゴムハンマーで
軽く叩きながら外すと、カバーを取ることが出来ます。

また、カバーを外す際ガスケットが剥がれます。
私は無精者のため、剥がしてそのままですが、
出来ればご購入しておくことをお勧めいたします。

中身はこのようになっております。

■作業上の注意

とにかく、クラッチケースを止めているプラスビスが固いです。
ナメてしまいそうになったら、手が付けられなくなる前に、
お店に持って行きましょう。

また、インパクトドライバーを使用する際には、
自分の手を叩かないように
お気をつけ下さい。

■使用する資材

・ガスケット部品番号/11482−16F00 *変更されている可能性あり。
・SUS304 六角穴付きボルト
>M6×25 7本
>M6×50 2本
>M6×70 1本

■使用する工具

・プラスドライバー 
・インパクトドライバー
・ボックスレンチ(10mm)

■使用するケミカル

・特になし

■参考文献

・特になし