2.高層へ出発2!

上へ行くほど、空気は薄くなる――


空気は、地上から上に行くほど薄くなります。
空気の濃さを表してるのが”気圧”――
上空に行くほど、気圧も下がることになります。

地上では、平均1013ヘクトパスカルぐらい、
上空1500メートルまで上がると
850ヘクトパスカルくらいまで下がります。

このため、気圧を見れば、
高さもおよそわかってくる
でしょう。
たとえば700ヘクトパスカルならば、
上空3000メートルぐらいにいるんだな、
と推測できます。

前話のレーウィンゾンデは、
高度をメートルではなく、
気圧で掴みます。
何千メートルも上空に行きますと、
もはや、メートルで測るのは難しいので……

レーウィンゾンデが、
気圧で高度を把握してるために
高層天気図としては、
「上空5500メートルの天気図」でなく、
「500ヘクトパスカルの天気図」
ができあがるのです。



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