年末トドセンサス
北海道では何頭くらい陸上からトドを観察できるだろうか?を知るため、年末トドセンサスを実施しています。お陰さまで2008年12月で第9回目を迎えました。
陸上からの観察は、船や航空機などと比べれば安定した場所からの観察になります。その分、ゆっくりとトドの行動や特徴などを観察することができます。焼印(出生地ロシアで付けられてます)、雌雄(若令はやや難)、あそび行動などなど・・・。北海道でこれだけの数のトドが見られること、そしてトドの特徴について、多くの人に知ってもらいたいと思っています。
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第7回年末トドセンサスの結果(作成中)
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第6回年末トドセンサスの結果
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調査時期・時間
毎年12月25日〜12月31日の期間中、天候の良い日を選んで1日。
各地区担当者(まとめ役)の判断で実施。
観察時刻は、11時〜12時の30分毎(11時、11時半、12時の合計3回の観察)。
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調査海域と担当者
道東:羅臼、納沙布岬、えりも
道北:稚内周辺、利尻・礼文
道央:雄冬、積丹半島、室蘭
道南:函館山
この他、できるだけ多くの地点で観察が実施できればと思います。もちろん「探したけどいなかった。」「アザラシしかいなかった」という情報も重要ですので、上記以外の地域にお住まいの方もどうぞよろしくお願い申しあげます。
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観察方法
双眼鏡またはプロミナを用いて、岩礁上に上陸しているトドまたは遊泳中のトドを観察し、個体数を数える。
重なり合っていたりして数えにくい場合は、何回か数え直したうちの最高値を採用する。特に遊泳個体の場合は、よほどカウント値に自信があるとき以外は「5+
頭」のように記録する。
体側部に大きな焼き印標識(ロシア研究者がつけています)がついた個体を発見した場合は、その記号と番号も記録する。
トド以外の海獣(アザラシ類、ラッコ)も発見したら数を記録する。
天候や波・風による観察コンディションも記録する(記録用紙に記載)。
得られた結果は、ポイントごとに記録用紙に記入し、ファックスもしくはメールで各地区担当者に送付する。
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費用
基本的にボランティアでお願いします。
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調査の後
結果の取りまとめ:集計後メールで速報を流します。広報:参加者リストと結果を当HPに掲載。
*冬場の調査ですので無理をせず、くれぐれも事故のないようよろしくお願いします。
参加可能な方は、いその(namihei
### mse.biglobe.ne.jp ###を半角の@に変えてからメール送信お願いします)までご連絡下さい。
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