三宮火球


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2019年12月15日18時09分04秒(JST)、兵庫県南部上空に明るい低速の火球が出現した。
この火球は、SonotaCo Networkの観測者、大阪府の上田昌良氏、藤原康徳氏により撮影された。
上田氏の軌道計算の結果、経路仰角は垂直に近く、日心軌道は木星軌道のやや内側までの典型的な形である。
消滅点の地上高度は31.6kmというやや低い空で、大気突入速度は14.3km/s程度と遅かった。
大気への突入角度が大きい場合、末端での摩耗が進みやすい傾向があり、この火球も残存質量は小さく、3-15g程度と見込まれる。
それでも、落下予報域は神戸市中心部となり、夕刻の落下と併せて発見のチャンスを期待する。


落下予想域
楕円内が隕石が落下した可能性が高い地域


リンク

  SonotaCo Network による観測のまとめ