小牧隕石


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2018年9月26日、愛知県小牧市の民家に落下した隕石である。
隕石は一軒のお宅の屋根頂部付近に衝突し、大きな穴を開けながらも跳ね返り、隣家のカーポートの
アクリル板を打ち抜いた。この時大きく破損した隕石の一部は、また最初のお宅側に飛び散り、
残りは、置かれていた車の屋根に当たり、大きく破損させた。
更に跳ね返った隕石は、カーポートの屋根のアルミ材に当たったと思われ、玄関先に飛び散った。
当日は、天候が悪く落下の映像が全く得られず軌道等の情報が求められなかったのは残念である。

隕石は、国立科学博物館などで分析され、L6グループの球粒隕石と判明した。


小牧隕石 名古屋科学館にて撮影

大気と衝突し
加熱溶融した表面
溶融被殻の厚さは
1mm程度
コンクリ−ト色の内部
は球粒隕石の特徴を示す。
溶融被殻の片側は冷却収縮
による小亀裂が密にある。

隕石が突き抜けたカーポートの屋根

アクリル板を割って車の
屋根を凹ませた。

リンク
国立極地研究所
名古屋科学館