2019年12月23日21時46分22秒(JST)、奈良県から和歌山県上空に飛行する明るい火球が出現した。
この火球は、SonotaCo Networkの観測者、SonotaCo氏(東京都)、司馬康生(兵庫県)、佐藤 匠氏(高知県、高知工科大学)、藤原康徳氏(奈良県)により撮影された。
光跡は、大きく発光し隕石物質は小破片をまき散らしながら飛行したと思われる。
消滅点の地上高度は28.5kmと低空まで貫入し、大気突入速度は22.1km/s程度と隕石的火球としてはやや速かった。
この火球の残存質量は小さく、5-25g程度と見込まれる。これは直径では1-2cmに該当する。
落下予報域は和歌山県橋本市、紀見峠近郊を中心とする地域となり偶然の発見チャンスが有ることを期待する。
落下予想域
楕円内が隕石が落下した可能性が高い地域
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