葛飾火球


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2022年6月29日02時48分50秒(JST)、駿河湾上空から北東方向、都心上空に飛行する明るい火球が出現した。
この火球は、SonotaCo Networkの観測者、藤井大地氏、gotokabu氏、yasu9999氏(神奈川県)、m-tomita氏(石川県)、
Shimoda氏、jkt1959氏(長野県)、ts007氏(埼玉県)、SonotaCo氏、INOUE氏(東京都)、藤原康徳氏(奈良県)により撮影された。
光跡は、繰り返し増光し、隕石物質は経路末端近くでは4個以上の破片になり落下した。
人口の多い地域上空を飛行したため、多くの目撃と、多くの記録映像が得られた。
ts007氏はスペクトル映像も撮影され、鉄の含有量が多いタイプである隕石物質であることが分かった。
大気突入速度は22.6km/s程度と隕石落下を伴う火球としては速かったが、地上高度は27.7kmと低空まで貫入、発光を続けた。
この火球に伴い、50g程度の最大破片とより小さな数個の隕石が落下したと見込まれる。
隕石としては落下速度が速かったため、破砕や摩耗をしやすく、消滅点高度が低かったが落下質量は少ない見積もりとなっている。
落下予報域は東京都葛飾区に最大破片、より小さな破片はより南西側、千代田区までの範囲に落下したと見込まれる。
人口の多い地域で有り発見されることを期待する。


落下予想域
赤の小円がモデル計算によって隕石が落下した地点である。左下側は小さな隕石に該当する。


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  SonotaCo Network による観測のまとめ