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1.流星は大気の中の現象
太陽系の中を飛行していた砂粒のような微粒子が、たまたま地球軌道と交差しており、
地球に突入すると、地上100km前後の大気層の一番上付近で大気と衝突して発光するのが流星です。
天文現象ですが、地球上の現象でもあります。
2.二カ所から観測できると・・・
正確な発光場所を調べるには、信頼できる観測が2カ所以上から必要です。
これで、地上高度はもちろん、うまく観測すれば速度も求めることができます。
3.速度の速い流星と遅い流星
流星の速度や明るさによって光る高さは影響を受けます。
速度のきわめて速く明るい流星を、非常に高感度のカメラで観測すると、
200km近い高さから光っていることが最近わかるようになりました。
一方、隕石の落下につながるような遅い流星では、発光点の高さが70kmくらいのこともあります。
多くの高速流星ではこの高度でもう消滅してしまっている高さです。