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リカー・ジャイアンツ4th。90sバンドながら主要メンバーのキャリアは長く、聞こえる音は年代モノ。疾走感低めのミドルテンポのパワポ#多し。勢いが無い気もしますが往年のグッドメロディがソレを補う。冒頭の#①やバーズぽい#④、バッドフィンガーなどに通じる#5,9,⑬。#⑥も何度も聴くとヤラれる。マッカ's小品ポップ#⑦,⑫やザ・ムーヴ的#⑩など60s的。ガッツのある#⑧や90s的な#⑪,⑭のパワポ#もイイ。隠し#⑯で流れてきたのが大好きなムーヴ「fire brigade」。センスの良さで高感度アップ。 デラミトリ3rd。アメリカン・ルーツ色の強い#1からイイ曲!渋いvo.に素晴らしいメロディが最高。#2はブルース・ロック寄りになったと思えば#③で温かみのあるメロディが。#4もウォールフラワーズみたいで○。後半はさらにポップ度上がっていき#6の渋めの佳曲以外はどれも陽性アメリカンロック。#5,⑦,⑧,⑨,⑩,⑪,12とマシュースウィート、ベアネイキッド・レディーズ、近年のウォールフラワーズ好きは是非是非といったところ。特に胸をトキめかせるのはキャッチーなシングル#⑧ですかね。
『every other day at a time』 『change everything change』
liquor giants del amitri
フーターズの名盤2nd(1987年)。フーター(メロディカ)やマンドリンを駆使した彼等の音楽は聴いているだけで景色が浮かびます。縦ノリのギターポップ#1は大好き!J・ガイルズ「Centerfold」なキャッチーな雰囲気を持ち、印象的なリフが頭から離れない。楽器がどんどんと重なり合っていく森の音楽隊のようなイントロだけで涙腺が緩む名曲#2。叙情的なマンドリンが効く#3も哀愁さが胸を鷲掴みされる。そのメロディはスクイーズが頭を過る。シンセ付フォークソングと言える#4。#5もイントロ泣かせる・・メロディも得意のレゲエ・ロックだ。その流れでいけば、続くタイトルトラック#6もポリス的だね。そして後半のハイライト#7はノスタルジックな名曲。また泣いちゃって下さい。正統派のロックンロール#8→ギターポップ#9とアゲアゲで締め。 BMXバンディッツ4th。ユッタリめのグラスゴーサウンド満開。エネルギッシュとは対極の音楽ですがホント佳曲揃いの良盤。素朴な中にストリングスが絡むアレンジ♪。TFC好きにはニンマリのピースフルな#①,2,③,④がたて続け。と思ったら#5はTFC「tear」のカヴァー(歌詞変え)ですよ。今作大活躍F・マクドナルドが歌う#7やソフトロック#8,⑫も○。中盤以降のハイライトはビーチボーイズ的メロディが逸品な#⑨,⑩。今作で軽快さが光る#⑪も好き。#⑭は名曲。#15はインスト「春の小川」。
『one way home』 『gettin' dirty』
hooters bmx bandits
ベイビー・レモネード2nd。90sパワポ・クラシック盤の1つと言えそう。#①からポウジーズ的パワポ#。#②のミドル#も同じく低音が伸びるvoが◎でポウジーズ的。ドリーミーな#③,9,10も得意どころ。60sメロディなのに上手にアレンジして古さを感じさせない#4,⑥などホント上手だ。オルタナ感パワポ#7はレッド・クロスに近い。そしてそして名曲#⑧は90sパワポ#が好きなら必聴。後半は落ちついて#9,10,⑪とドリーミー#が並ぶ。#⑫も同系かと思いきや途中ウィーザーぽくなってのオルタナ・ポップでした。 ジョン・ウェズリー・ハーディング2nd。気持ち悪いほどコステロ!なんとバックはアトラクションズも絡んでた。スカぽいホーンをバックに弾ける#②、アコースティックにベルベットvoを響かせる#③とマジでコステロそっくり。曲も抜群で続くカントリーロック#④も◎。#⑤は・・コレはモノマネの域だね。マジで良い。「キター!!」と叫んでしまう初期コステロなパワポ#⑥,⑩,⑪,⑭は最高です♪ダンサブルな#7にやっと顔を出したデュランの影響#⑧、モータウン調#⑫。西海岸サウンドを聞かせる#13などなど多彩な音楽性がスゲー。名盤。
『exploring music』 『the name above the title』
baby lemonede john wesley harding
レターズ・トゥ・クリオ5th?最高傑作との声もあり。#①が抜群のパワポ#。#2,③はウィーザーなミドル#。ボトムが効いた曲の中でもケイ嬢の声は一段とカッコイイしそして優しい。#④のロック・バラードも程よく90sオルタナ感がキマってます。個人的に大好きなのはスーパードラッグを感じさせる#⑤とUKポップさが絶妙な#⑥。#⑦も最高にカッコイイ!ウィークエンドぽいパワポ#8、アコースティック#9も◎。わー#⑩も良いなあ。ホント捨て曲ないです。オススメです。 リプレイスメンツ解散→バッシュ&ポップを経てのトミー・スティンソンのバンド、パーフェクト唯一の1st。コレがまたマッツ直系のストレートなアメリカン・ロック満載。声がポール兄貴でないので唯一無比の個性はそれほど無いけど、全曲ハイ・クウォリティでこの手の音が好きな人なら間違いなしです。曲ごとに感想が書けないアルバムってあるんですけどコレはまさに。全10曲一塊がロックンロール。どの曲聞かせても納得いただける良盤です。無理に曲を絞り込めば#1,2,5,8,10がオススメ。
『go!』 『once, twice, three times a maybe』
letters to cleo perfect
ウェッブ・ブラザーズ2nd。米SSWのジミー・ウェッブを父に持つ兄弟。当初の想像よりも俄然良かった。#②,3,⑩,12,13といったテクノロジーも駆使したメランコリックでフォーク路線の#はバッドリー・ドローン・ボーイに通じる。#1,⑤,6,11など変化球と直球が織り交ざった感じはSFAやTMBG的といっても良い。とにかく音は思いっきりUK寄り。#④はシンプル・キッドぽいギタポ#。ジョンレノンのソング・ライティングの癖を捕らえた#⑧も佳曲。続く#⑨はポール寄りだったりするので面白い。 ブレインプール1st。何と言っても#②ですね。ナキの青春ギタポ#の完成形の1曲です!他ジャングリーなスウェディッシュ・ギタポ#①,5,⑥,9,10,⑪がある一方でワナダイズやTPDに通じるセンチメンタルなミドル~スロー#④,⑥,7,12の出来も◎です。ウィーザ好きももちろんok。カントリーポップな趣の#⑧や#⑬はアルバム後半を支える佳曲。ブリットポップに呼応するような#14もあり。当時国内盤出なかったのが不思議なくらい日本人ギタポ・ファンが求める音だと思う。
『maroon』 『soda』
webb brothers brainpool