・D512
D512は現在、岡山県津山市の津山運転所扇形庫内に静態保存されています。1936年(昭和11年)に製造され、稲沢、大垣、中津川、多治見、稲沢第一、沼津、稲沢第一、中津川、最終配置は稲沢第一機関区のエースとして活躍しました。1971年(昭和46年)4月25日にはさよなら列車を牽引し、また同年7月24日から8月22日までは長野ファミリーD51号を運転し、12月13日に廃車になりました。
モデルはカトー製(リニューアル)をベースに、やえもんデザインや自作パーツを用いて、稲沢第一機関区配属当時の姿を再現してみました。
D51初期形(ナメクジ)の美しいスタイル
フロントデッキ上部にはコンクリートの死重が搭載されています。
写真では判りにくいですが、煙室扉上部左側の手摺は、簡易的なコの字型のものが付いています。
デフレクターの前側下に、四角い窓が開いているのが本機の特徴
キャブ強制吸気装置が取り付けられています。
煙突部分には、以前回転式火粉止を固定していた金具を再現しています。
火室上部の配管も忠実に再現
キャブ上部には吊り金具を取り付け。
チリコシより後ろにある、シリンダーのような形状の部分は、蒸気管の凍結防止の装置です。
テンダー側面中央部分には、3段のわずかな出っ張りがあります。