・C625

 C625は静岡、米原、浜松、広島、下関機関区を経て、晩年は糸崎機関区配属となり、呉線で活躍しました。C62の中でも、1号機から4号機までは試作的な要素が多く、本機が量産第1号です。本機は「安芸」を牽引しましたが、ヘッドマークが取り付けられる(1968年12月から)よりも前に廃車になってしまったため、残念ながら、ヘッドマークを掲げた勇姿を見ることはできませんでした。
 モデルはカトー製(リニューアル、北海道形)をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、レボリューションファクトリーなどのパーツを用い、呉線で活躍していた当時を再現しています。

標準的な山陽形です。

本機は糸崎機関区に配属後、ヘッドライトはシールドビーム(LP405)から大型ヘッドライト(LP403)へ、
煙室扉ハンドルは十字の丸穴タイプに交換され、更に磨き出されていました。
標識灯は埋込型です。
中央寄りの解放テコ受けの取り付け位置が独特です。
ハの字形のシンダー除けを取り付けています。

デフレクターは原型を留めています。
ピストン尻棒は紛失してしまったため、簡単に自作しました。
空気作用管、砂撒管はモールドを生かしています。
ドーム後部が少々イメージと異なるので、削って修正してあります。

本機のキャブの特徴は、通風口がないことです。

通風管は、砂撒管部分を避けるように走っています。

タービン発電機は大型です。
火室上部は資料がないため、想像を交えています。

乗務員ステップは銀河モデル製に交換しています。

公式側のテンダー下には、ATS用電気配管のみが走っています。

埋込型標識灯を取り付けています。
後部ライトは長い間シールドビーム(LP405)でしたが、糸崎機関区に配属になってから、LP42に交換されました。

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