・C6242
42号機は東海道本線で、C62唯一の集煙装置付きとして活躍しました。東海道本線電化に伴い、昭和32年に小樽築港機関区に転属になり、函館本線で「大雪」「まりも」を牽引しました。函館本線の急行列車の本数が減ったため、昭和38年に再び本州の仙台機関区に転属し、約1年間仙台で活躍の後、廃車解体されました。
モデルはカトー製(旧製品)をベースに銀河モデル、ワールド工芸、レボリューションファクトリーなどのパーツを用いて、函館本線でまりもを牽引していた当時を再現してみました。(DCCデコーダー搭載)
まりも時代には、ヘッドライトに庇が付いたナンバーが多く見られました。
また、ステップも前端梁に取り付けられていました。
汽車製C62のため、給水温め器はカバーで覆われています。
本機は、デフレクターの折れ曲げ位置(赤矢印部分)が、左右で異なります。
これは想像ですが、東海道本線時代に集煙装置を搭載する際、誤って集煙装置を非公式側のデフレクターにぶつけてしまい、
デフレクターを新製したが、曲げ位置を間違えたのではないかと思います。
汽車製の特徴でもある小型のドームと角張った安全弁座
サンドドームハッチは1つしかありません。
暖房蒸気管の取り付け位置が、他の北海道C62とは異なるようです。
動輪には、タイヤの緩みを確認する白線を入れています。
この時代には、まだATS発電機が取り付けられていなかったので、火室上部はすっきりしています。
ケーシングのリベットが歪んでしまっています・・・・。
増炭板は山型になっています。
蒸気暖房管は、後ろ下がりになっています。
本機の重油タンクは、真ん中に取り付けられています。
この当時はまだ後部ライトは取り付けられていませんでした。