・C621
C621は現在、京都鉄道博物館に静態保存されています。製造当初は他のC62とは大分異なる形態をしていましたが、改造を受け、現在に至ります。宮原、梅小路、広島第二、広島機関区で活躍し、「つばめ」「はと」「かもめ」など各種優等列車を牽引しました。1967年(昭和42年)に廃車になりましたが、小郡機関区に保管され、1976年(昭和51年)には準鉄道記念物として指定されました。1994年(平成6年)に梅小路蒸気機関車館(現京都鉄道博物館)に保存されました。
モデルはカトー製(旧製品)をベースに銀河モデル、やえもんデザイン、ワールド工芸、レボリューションファクトリーなどのパーツを用いて、山陽本線で「かもめ」を牽引していた当時を再現しています。
(RM MODELS 91に掲載)
前端梁に埋め込まれた標識灯が、山陽型の特徴です。
山陽本線時代のすっきりした外観です。
ドーム後部の形状も少々削って整形してあります。
速度検出ロッドは可動式です。
ATS発電機が少々前方に取り付けられています。
ケーシングカバーが火室下までないため、朱色の火室部分が目立ちます。
.左側のステップは3段で、位置も独特です。
後部ライトは、現在より低い位置に取り付けられていました。
煙室扉は開閉できます。