・鉄道院1

 鉄道院1は1904年(明治37年)にイギリス、W・G・バクナル社で製造されたB型の超小型タンク機関車です。新橋工場の入替専用機として使われ、当初は形式、番号もありませんでしたが、その後、鉄道院の車両称号規程により、その当時最小の蒸機ということで1型となりました。1911年(明治44年)に兵庫県の篠山鉄道へ払い下げられ、本線走行用として使用されました。1937年(昭和12年)に廃車、神戸製鋼所でスクラップされる予定でしたが、下廻りはそのまま、上廻りは新製され、6号機となり、工場内専用機として1956年(昭和31年)まで活躍しました。
 モデルは安佚堂模型店の3Dプリンターによるレジンキット(足廻りは津川洋行)をベースに、煙室扉ハンドルの別体化など各部をディテールアップしました。

全長4,693mmの超小型機です。
篠山鉄道時代はフロント部分が少々延長されています。

排障器、ネジ式連結器(IORI製)を取り付けています。

シリンダードレインコック、サイドロッドも取り付けました。サイドロッドは洋白板からの自作です。

端梁部分を赤く塗っていますが、実物の白黒写真を見ると、黒のようにも見えます。

後部のブレーキ(?)ハンドルも再現しました。

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