昔の製品では、ユニオンリンク、合併テコが再現されていませんでした。確かカトーのC50(旧製品2代目)から初めて再現されたように思います。合併テコは小さな爪で、ユニオンリンクとまっているだけなので、外れてしまうことがよくあり、何度も紛失したことがありました。ここでは紛失してしまった合併テコの作り方を紹介します。瞬間接着剤を使用してもできますが、ハンダ付けを推奨します。
合併テコを紛失してしまったキューロクちゃんに登場してもらいます。
0.5mm幅の洋白板(左、例では0.3mm厚)、φ0.3mmの洋白線(右)を準備します。
>洋白板の表面をヤスリで平らにします。
0.5mm幅の中央(ちょっと片寄っています・・・)に、0.3mmの穴を開けます。
ハンダ付けで組み立てる場合は穴の位置が多少片寄っていても大丈夫ですが、
接着剤を使用する場合は、強度の問題がありますので、できる限り中央に開けるようにして下さい。
穴よりも上の部分をカットし、頭の部分を丸く処理します。
(写真ではいびつ・・・・。もう目がついていきません・・・)
写真のように、2段階(矢印部分)に曲げます。
横から見ると、こんな感じです。
次に穴にφ0.3mmの洋白線を通します。
通した部分をハンダ付けします。
接着剤を使用する方は、洋白線が簡単には抜けないように、少々多めに接着剤を付けるようにして下さい。
飛び出した洋白線の片側部分を、洋白板から頭が0.2mmほど出るように(ボルトの表現)してカットし、表面を平らに仕上げます。
もう片側の部分は3mmほどの長さでカットします。
製品のクロスヘッド部分の登場です。
っとその前に、写真のように、洋白板から0.5mmほどの位置で洋白線を70度ほど(?)曲げます。
クロスヘッドと一体になったユニオンリンクの穴に洋白線部分を表側から通します。
そしてφ0.3の洋白線をより曲げて、洋白板とくっつくように(矢印部分)します。
ハンダ付けをされたのであればこのまま、接着剤を用いた方は、この部分にも接着剤を少し付けた方がいいです。
合併テコの長さは現物合わせでカットします。
無事に復元できました。
製品の合併テコより、少々細身にできています。