・Midland Railway 1000
Midland Railway 1000は現在、ヨークにあるイギリス国立鉄道博物館に静態保存されています。ミッドランド鉄道の1000クラスはサミュエル・ウェイト・ジョンソン氏が設計した、車軸配置4−4−0の3気筒旅客用テンダー式蒸機機関車です。1902年から1903年にかけて5輌製造されたのち、後任のリチャード・マウントフォード・デイリー氏が改良を加え、1919年までに更に40輌増備されました。1921年の鉄道法制定後は「LMS Compound Class 4P」と呼ばれました。性能がよく、使い勝手がいいため、1924年から1932年にかけて同型機が195輌増備されましたが、動輪径が2134mmではなく、2057mmとなりました。本機は1902年にダービー鉄道工場で、ミッドランド鉄道の2631として製造されました。1907年に1000に改番、1914年にボイラー交換が行われました。1951年に廃車になりましたが、その後保存され、1953年から動態復元に向けて整備を受け、ミッドランド鉄道当時のカラーを再現され、1959年に復活しました。1975年に国立鉄道博物館に移り、1983年まで活躍しました。
モデルはGraham Farish製をベースに、古い製品であるため、配管類を削り、車高を下げたり、いろいろと加工を施し、現在の姿を再現しました。
バランスのとれた、とても美しい機関車です。
車高を1.5mm下げています。
ボイラーがモーターの関係で太くなっており、実物と少々イメージが異なります。
煙突が短いので、プラ棒から作り替えています。
シリンダーブロックは作り替えています。古い製品のため、動輪が小さく、
メインロッドとクロスヘッドが一体で、ピストン棒が可動するようになっています。
ここまで作り変える技術はなし・・・。
ドームの位置、形状が異なるので、プラ棒から作り直しました。
標識灯は自作しました。
製品は増備型がモデルとなっているので、逆転機が公式側にありましたが、非公式側に新製した逆転器を取り付け
テンダー側面に大きくナンバーが書かれています。