・C623(JR北海道仕様)
C623は現在、北海道の苗穂工場内に静態保存されています。昭和51年(1976)に廃車となり、北海道鉄道記念館(現小樽市総合博物館)に静態保存されていました。昭和61年(1986)から小樽築港機関区にて動態復元作業が開始され、昭和62年3月31日の国鉄民営化前のイベントにて、まだ動態復活の仮の姿(本線走行不可)ではありましたが、一般に披露されました。その後、苗穂工場にて本線走行復帰のための本格的な修復作業が行われ、昭和63年(1988)3月3日にみごと復帰しました。その後8年間、函館本線で客車5輛を牽引して、「SLニセコ号」として活躍しました。
モデルはカトー製(リニューアル)をベースに、やえもんデザインや銀河モデルのパーツを用いて、昭和63年の復活当初を再現してみました。
太いボイラーが目立つカットです。
各部の色入れを忠実に行いました。
まだナンバープレートの取り付け位置が低い頃を再現
ヘッドライト下の「架線注意」のマークは自作しました。
空気作用管はφ0.1の燐青銅線を用いて作りました。
スライドバーの溝には、黒を色差ししています。
キャブでは雨樋の位置の変更、メーカーズプレート、区名札、タブレット受け、
手摺の別パーツ化、後部に列車無線アンテナを追加しています。
キャブドアの保護棒は削り取っています。4段のステップは自作しました。
動輪のタイヤの緩み確認用の白線を入れています。
ドーム後部が製品のままでは角張ったイメージなので、少々整形してあります。
布巻管は復元当時には真っ白で目立っていましたが、煙等の汚れにより、だんだん真っ黒になっていきました。
本機独特の非公式側の3段ステップ
火室横の作用管の走り方も、現役時代とは異なります。
火室上部のディテール
これも上下配置が現役時代と一部異なります。
復活当初を再現しているため、増炭板はまだ取り付けられていません。
テンダー下の配管、ATS車止子(やえもんデザイン製)の位置も、現役時代とは異なります。
ほぼ現役時代そのままの後妻
重油タンクはやえもんデザインのロストパーツに交換しています。