・C601
C601は現在、宮城県仙台市青葉区にある桜ヶ丘公園に静態保存されています。C60唯一の保存樹です。昭和28年にC5927より改造され、尾久や盛岡機関区など東北地方で活躍しました。昭和38年5月22日にはお召列車牽引の任に当たり、昭和43年9月30日にはさよなら列車を牽引し、10月1日に廃車となりました。
ベースはカトー製のC59をベースに、従台車の交換、船底型テンダーから戦前型テンダーへの加工を行い、やえもんデザイン、銀河モデル、ダルマヤなどのパーツを用い、晩年のスタイルを再現しました。
煙突横の小デフも、判る限り忠実に再現しました。
砂撒菅はボイラーケーシングの裏側を通っているため、すっきりしています。
実物の前輪はリブ付きの前輪ですが、パーツがないため、スポーク前輪にしています。
C60の特徴でもある従台車は、やえもんデザインのパーツを用いています。
キャブの出窓も再現しています。
C59譲りのスマートな外見
従台車はキャブ下部分を避けるように加工しています。
タービン発電機とATS発電機の位置が近いので、移設しています。
とても苦労して加工した前期型(C59戦前型)
全長を1mm詰め、台車のホイルベースも詰めた上での形状変更には骨が折れました。
後部にある手摺は独特な形状です。
前期型では炭庫が小さいのが特徴です。
漏水管が目立ちます。