・C59164
C59164は現在、京都鉄道博物館に静態保存されています。新製配置は梅小路機関区で、1950年(昭和25年)に糸崎機関区配属になり、以後呉線で「安芸」や「音戸」「ななうら」などの列車を牽引しました。呉線電化に伴い休車後、1971年(昭和46年)に奈良機関区へ移り、梅小路蒸気機関車館(現京都鉄道博物館)が開館するまでの約1年をここで過ごしました。
モデルはカトー製をベースに、やえもんデザインや銀河モデルのパーツを用い、晩年の呉線で活躍していた当時を再現しています。
標識灯は埋込型ではなく、前端梁に吊り掛け型が取り付けられています。
ヘッドライトの左にはフック(標識灯掛け?)があります。
シンダー除けの形状は、1966年(昭和41年)頃までは161号機同様にハの字型でしたが、以後小型の物に変更されました。
梅小路蒸気機関車館(現京都鉄道博物館)に保存された際も、形状は少々異なりますが、ハの字型のシンダー除けに交換されました。
先台車の第2前輪が実物では補強付きスポーク車輪ですが、パーツがないため、普通のスポーク車輪にしています。
1966年頃までは、前輪は前後逆に付いていました。
屋根上の信号炎管が後ろの方に取り付けられています。
公式側の前面窓には、ワイパーが取り付けられています。
通風管は煙室部のみ外に出ています。
京都鉄道博物館では、本機の上部を観察しやすいように台があるため、忠実に再現することができます。
清缶剤タンクは、機関助士の前面の視界をよくするため、ランボード部分を1段下げて取り付けられています。
本機はキャブ屋根との接触を避けるために、テンダー前縁の欠き取り加工が行われています。
テンダー後部の標識灯は埋込型です。